夜はアトリエウエストへ。一人置いて右のその隣の2人も友だちだった。左隣が友だちだった(どうやら昼間アテネにいたらしい)。そして、昼間アテネでお会いした渡辺さんもいらしてた〜(風姿花伝でもお会いした)。先日のスズナリ、今日アテネで会った友だちともロビーで会ったんだけど彼女はシアターウエストの方でした。笑っちゃうくらい同じコース。
紛争地域から生まれた演劇シリーズ『朝のライラック』素晴らしいリーディング公演でした。占部房子さんと竪山隼太くんに終始引き込まれた。折り込みの用語解説も嬉しく、アフタートークで宗教のお話などが聞けたこともよかった。
作:ガンナーム・ガンナーム(ヨルダン/パレスチナ)
翻訳:渡辺真帆 演出:眞鍋卓嗣(劇団俳優座) 演出助手:中村圭吾(劇団俳優座)
出演:占部房子、竪山隼太(さいたまネクスト・シアター)、内田健司(さいたまネクスト・シアター)須藤沙耶(Pカンパニー)、郄山春夫(プロダクション・エース)、石川修平(劇団俳優座)
「舞台はダーイシュの支配下にある架空の田舎町、テル・カマフ(「麦の丘」の意)。この町に住む夫婦、ドゥハー(「朝」の意)とライラックは芸術を若者に教えているが、学校は軍事拠点に、教え子たちは戦闘員となり、やがて死がふたりを引き裂く日がやってくる・・・。未来の子どもたちの幸せな日々を祈って書かれた、時空を往還する愛の物語。2016年に書かれ、ヨルダン文化省創造賞を受賞した本作は、今回が世界初演となる。」
(*)ダーイシュ(Da’ish)とは・・・「イスラーム国」を名乗る組織の他称。「イラク・シャームのイスラーム国(al-Dawla l-Islamiya fi l-Iraq wa sh-Sham)」のアラビア語の頭文字をとった、否定的な響きを持つ蔑称。同組織を支持しないアラブ人やアラビア語メディアは「イスラーム国」ではなく、「ダーイシュ」という呼称を用いることが多い。