ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

unrato#1『BLOODY POETRYブラディ・ポエトリー』★★★☆ 

 40分くらい時間があったので20分ボディケア。担当してくれた男の子がなんと隣の駅に住んでいて、母校の中学が同じ!私の小学校にはサッカーの試合で何度も来ていたらしい。こんなことってあるの?とお互いびっくり。
 赤坂RED/THEATERにて、さいたまネクスト・シアターの内田健司(けんし)くん出演中のアン・ラトunrato『BLOODY POETRY』観劇。バイロンを演じた内田くん&大河内直子さんが演出だからか、客席には松岡先生はじめ、さい芸、、蜷川さん関係の方、俳優さんが大勢いらしたわ〜😊
 
F列のほぼセンター。同じ列に成河くんファン友がいました。よく会うわーー。
 
公式サイト http://ae-on.co.jp/unrato/stage/
翻訳:広田敦郎  演出:大河内直子(英王立演劇学校に留学中、BLOODY POETRYに出合ったそう。蜷川の演出助手は「夏の夜の夢」から?)
登場人物・キャスト:(登場順)
イングランドのロマン派詩人 パーシー・ビッシュ・シェリー:猪塚健太(劇団プレステージ
ビッシュの恋人 メアリー・シェリー:百花亜希(DULL-COLORED POP)        
バイロンの愛人 クレア・クレアモント:蓮城まこと
イングランドのロマン派詩人 ジョージ・バイロン卿:内田健司(さいたまネクスト・シアター)  
バイロンの主治医 ウィリアム・ポリドーリ博士(「吸血鬼」の作者):青柳尊哉
ビッシュの妻ハリエット・ウエストブルック:前島亜美
 
ストーリー(げきぴあ)http://community.pia.jp/stage_pia/2017/10/unrato.html
「物語の舞台はスイス、レマン湖近く。イギリスの詩人、パーシー・ビッシュ・シェリーは後に妻となるメアリー・シェリー、詩人のジョージ・バイロン卿の愛人でメアリーの義妹のクレア・クレアモントとともに、バイロンとポリドーリのもとを訪れるが……。」「1816年、実際に彼らがスイスで出会い怪奇譚を語りあったという史実をもとに生まれた戯曲で、この出会いから、後の『フランケンシュタイン』(メアリー作)、『吸血鬼』(ポリドーリ作とされる)が誕生したといわれています。」
「詩人たちは自由に主張し、多くを語り合います。奔放にみえる恋愛感、人生感、そして芸術への思いは重なり合い、ある結末へと向かいます。」
その若い詩人たちの詩のような会話は美しく残酷で激しく楽しかった。けれど、その美しい詩も台詞も心に残らないのはなぜ? 彼・彼女たちは彼をもっと激しく愛したんじゃないかなとも思ったり・・。
 
原作がこういうストーリーだから仕方ないんだけれど、たとえばメアリー・シェリーがこのレマン湖で過ごした時期にバイロンの提案で「フランケンシュタイン」の構想を思いついたとかの場面があればいいのに。百花亜希ちゃんのメアリーは聡明でアマチュア作家らしさがあってよかったな〜。
 
でも、なんかスッキリしないのよーー。何も残らなかったのよー。
 
リチャード見ていない人は気にならないと思うけれど、内田くんは詩人の役に合うけれど「あれ?リチャード?」と思うってしまうところが多々。内田くんがよかったのは間違いないんだけれど、いつもの内田くんだったよ。演出家さんにもっと違う内田くんを引き出してほしかったーー。
そして、ラスト近くのあの音楽、赤ちゃんの泣き声、ビッシュの最期、などニーナイズム*たっぷりなんだもの。(*蜷川さんの演出)
あと・・長かった。前半が面白かったと友達にLINEしたら、同じ感想で「前半で終わってもよかったね」と返ってきた。同感。
 
ジョージ・ゴードン・バイロン語録 https://sekihi.net/writers/634