ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『15時17分、パリ行き/The 15:17 to Paris』★★★★★ 

 帰りに川崎で。
「この映画はごく普通の人々に捧げた物語である。」クリント・イーストウッド
 
町山智浩 映画『15時17分、パリ行き』を語る https://miyearnzzlabo.com/archives/47365
「(町山智浩)だからなんかね、実話がどんどんどんどん続いていて、とうとう今回の『15時17分、パリ行き』ではなんと実際にその列車に乗り合わせて事件に遭遇した人たちを全員、その人たちの役で出すというとんでもない映画なんですよ。」
「(町山智浩)犯人以外は本人という(笑)。そういうことになっていますね。はい。ド素人ですよ。だから。」 
 帰りにこれを読んで、「犯人以外本人なの?本当ならびっくり。カフェの店員さんも?ま、子ども時代は違うよね?インスタ映えって言葉、アメリカにもあるのかな😊」と帰りにTweet。前情報全然入れていなかったので。
でもサイト見たら、「犯人以外は本人」というの「テロ事件に居合わせた乗客たち(含む撃たれた人)や救急隊員、警察官まで当事者本人を集めて撮った」ということらしい。そのテロ事件以外は俳優が演じていました。
 
「(町山智浩)で、この映画がすごく変なのは、最初の方はこの3人が育っていく過程が描かれるんですけども、真ん中らへんがこの3人がヨーロッパに行って、いろいろと遊ぶところがずーっと続くんですよ(笑)。」「ドキュメンタリーみたいな感じです。本人たちが実際に遊んだところに、本人たちがもう1回行って遊んでいるんですよ。」
 映像もドキュメンタリーっぽかった。
 
「(町山智浩)意味がないわけですよ。という、非常に奇妙な映画なんですよ。だから、意味がなく遊んでいるんだけど、そこで主人公たちはこう言うんですよ。「僕らはこうやっているけど、生きるっていうことは何らかの目的に向かっているんじゃないかと思うんだよね」って言うんですよ。」
 そう!ここ。この事件がメインの映画ではなかった。とても不思議な映画でした。

でも、おもしろかった。何も残らないけれど、好きです。ヨーロッパ旅行をしたくなったな。で、行ったらきっとアムステルダム発パリ行き15時17分に乗ってしまう。あったら・・。
何より87歳のクリント・イーストウッドにあっぱれです。
 
クリスチャン(3人ともクリスチャン)のスペンサーが挫折したときにしたお祈りの言葉が生きてます。刺さりました。
彼らが勲章をいただいたラストシーンでは涙が・・・。あの映像は実際のそのときの映像なのかな。
 あの字幕(松浦美奈さん)はあまり好きじゃなかった。いつか「自撮り棒」「インスタ映え」も死語になるし、字幕でアムスと略さなくても・・私、オランダ人じゃないし。←当たり前か。
サバゲー」だって。サバイバルゲームってわからない人いると思う。「Savage」じゃないんだって。他にも?と思うところあり・・(写真は、映画のシーンではなくてDJキルモア)
 
彼らがパリ行きの列車に乗っている時に着ていたTシャツも自前かな?スペンサーのYosemiteTシャツとかアンソニーのLos AlamosTシャツとか・・オシャレじゃないところがカワイイ。アレクはバイエルンのユニ(25ミュラー)、旅先のドイツで買ったのかしら。
 
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/1517toparis/
https://www.instagram.com/1517toparis/?utm_source=ig_embed&action=profilevisit
「2015年に起きたパリ行きの特急列車内で554人の乗客全員をターゲットにした無差別テロ襲撃事件(「タリス銃乱射事件」)。極限の恐怖と緊張感の中、武装した犯人に立ち向かったのは、ヨーロッパを旅行中だった3人の心優しき若者たちだった。なぜ、ごく普通の男たちは死の危険に直面しながら、命を捨てる覚悟で立ち向かえたのか!? 本作では、なんと主演は“当事者本人”という極めて大胆なスタイルが採用された。実際の事件に立ち向かった勇敢な3人がそれぞれ自分自身を演じている。さらに乗客として居合わせた人たちが出演し、実際に事件が起こった場所で撮影に挑んだ究極のリアリティーを徹底追求した前代未聞のトライアル。我々はこの映画で“事件”そのものに立ち会うことになる。 まだ誰も踏み入れたことのない新しい映画の可能性。87歳を迎えても尚、新たな挑戦を続けるトップランナーは、いつ、どこでテロに直面してもおかしくない今、我々誰もができること、必要なことを提示する。当事者の目線から今の時代を生きる私たちすべてに問いかける真実と現実。」 

監督:クリント・イーストウッド 製作:クリント・イーストウッド ティム・ムーア クリスティーナ・リベラ ジェシカ・マイヤー 脚本:ドロシー・ブリスカル
出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン 他
撮影:トム・スターン/衣装:デボラ・ホッパー/編集:ブルー・マーレイ/美術:ケビン・イシオカ
原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、そしてジェフリー・E・スターン著の「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train, and Three American Heroes」に基づく。

もし映画化されるとしたら、ザック・エフロンクリス・ヘムズワースマイケル・B・ジョーダンに出演してほしいと願っていたという3人。サバイバルゲームに夢中だった(2人は軍人になった)子どもの頃(いわゆるいじめられっ子であり教師からADDと指摘された)からの友人で、大人になってから3人でヨーロッパ旅行するくらい仲良し。というか、すごい絆。
 
クリント・イーストウッドのインタビュー http://cinefil.tokyo/_ct/17149351
「今回のプロジェクトを始まって、3人の若者をキャストし、僕らは実際の場所に戻って撮影を始めることになった。何人かテクニカル・スタッフが、イタリアでいろんなロケーションのセッティングをしていた。助監督と、他のプロデューサーの1人は、事件の場にいた他の何人かの人たちに連絡をとり始めた。僕は彼スタッフにこう伝えた、「彼らに作品に出たいかどうか聞いてくれ」とね。彼らはみんな事件でショックを受けていた。でも、誰みが“イエス”と言ったんだ。そして、負傷したマークと妻のイザベルも加わることになった。すると、あの列車にいた本当の看護婦も事件が起こった場所に戻りたいと「オッケー、いいわ」と返事をくれた。その後、列車に入ってきた全ての刑事たちが作品に引き寄せられるように参加することになって、役を引き受けてくれた。彼らはみんなその場所に戻リたがった。現場では、僕とスタッフ以外はみんなその場にいた人たちだった(笑)。」
「彼らは楽しんでいるんだ。それに何か重要な意味があるかどうかはわからない。1人は、何かを再び体験しようとしている。なぜなら、彼(アレク)にはドイツとの縁(ゆかり)があるからだ。スペンサーとアンソニーの2人は「行こうよ。ヨーロッパに一度も行ったことがないんだ」という感じだ。多くの人々、多くのアメリカ人が(彼らのように旅行する)ことをするのを知っている。ヒッチハイクをし、ヨーロッパ中を周り、いろんな人々や、いろんな社会を見たいというのはとてもよくあることだ。その過程では、ひどいときを過ごすことになるとは思わない。または、行かないなんて思わない。ただ、行くんだ。なぜなら、平和な国だから、他の社会がどういうことをやっているのか見に行こうとなる。彼ら3人も同じことをやっていた。お酒を飲んで、何人かの人々に出会う。出来れば、魅力的な女性たちともね(笑)。彼らはただ男の子でいるだけだ。でももし、彼らが何かを計画して行っていたら、誰かが、銃撃戦があると言えば、多分彼らは「家にいよう」と言っていただろうね。」
 
3月12日BSプレミアムカフェ選 クリント・イーストウッド 走り続ける76歳(2006年)←
http://www4.nhk.or.jp/pcafe/x/2018-03-12/10/5885/2325181/