朝日新聞夕刊に藤田俊太郎くんが「VIOLET」の演出でロンドンデビューの記事。チャリングクロス劇場と梅田芸術劇場が共同制作。
『作品は、顔に傷を負った25歳の女性ヴァイオレットが傷を治すという伝道師に会うため米国南部からバスで1500キロログイン前の続きの旅をする。藤田は2月、米国を旅した。10日間かけ、作中の旅程をなるべく忠実にたどった。「舞台は1960年代、公民権運動の時代。自分を殺すように生きていたヴァイオレットが旅で多くの人と出会い、時代の空気、新しい価値を知っていく。僕もバスに揺られ、出会いを重ねる中で、今につながる物語だと実感したのです」思想家でも、活動家でもないヴァイオレットは、一人の市民として、社会的抑圧からの自由を求め人々が闘う姿を知っていく。自由を抑圧するような発言を繰り返す大統領が誕生した現代こそ、多くの人にヴァイオレットの旅を見て欲しい。』(星賀亨弘さん)