新国立劇場小劇場にて寺十吾さん演出『誰もいない国』観劇。
C4列 センターブロック
https://twitter.com/gekipia/status/1060935445742153728
水と音、そして光。途中でそれがあることと連動していることでハッとなる。 ←水がすごいのよーー。
「痴呆」、「孤独」に「老い」ていくことの不安感がジワジワと沁みてきてラストに震える。キャスト4人素晴らしいですが、柄本明さんがもう怪物的に素晴らしい。
1幕、2幕と会話がガラリとかわるので少し戸惑う。パンフレット買わなかったけれど「わからなくていいと書いてあった」と話していた人がいた。『誰もいない国』
作:ハロルド・ピンター 翻訳:喜志哲雄 演出:寺十 吾
美術:池田ともゆき 照明:中川隆一 音楽:坂本弘道 音響:岩野直人 衣裳:半田悦子 ヘアメイク:林みゆき
キャスト:柄本 明(屋敷の主人のハースト) 石倉三郎(自称・詩人のスプーナー) 有薗芳記(ブリグズ) 平埜生成(フォスター)
https://www.nntt.jac.go.jp/play/nomansland/
ものがたり「ロンドン北西部にある屋敷の大きな一室。ある夏の夜、屋敷の主人ハーストとスプーナーが酒を飲んでいる。詩人のスプーナーは、酒場で同席した作家ハーストについて家まできたようだ。酒が進むにつれ、べらべらと自らをアピールするスプーナーに対し、寡黙なハースト。スプーナーは、共通の話題を見出そうとハーストに話をふるが、もはやそれが現実なのか虚構の話なのかわからない。そこへ、ハーストの同居人の男たちが現れて・・・。」
なんとなく『ゴドーを待ちながら』思い出した。作者違うけれど同じ新国立で観たとき石倉さんと柄本さんの息子くん出てたしね(笑)
「柄本明、石倉三郎らの会話を“感じて”楽しむ「誰もいない国」」取材・文:黒豆直樹さん http://ure.pia.co.jp/articles/-/345512
「柄本、石倉は以前から取材の場やトークイベントで、4人が交わす会話の意味や終着点について一貫して「わからない」と語っており、そこにこそ魅力があるとも語っていたが、寺十も「物語が、ある最終目的を目指して進んでいないのが魅力。噛み合わない会話の中で、各々の下心や戦略、嫉妬などが絡み合い、巧みな攻防が展開する」と本作ならではの会話の面白さを明かす。」
げきぴあさん「柄本明 さんの飄々とした佇まいと存在感が、難解と言われる #ハロルド・ピンター の言葉を面白く感じさせた。意味のあるようなないような台詞の応酬はもちろん、静かに…けれども大胆な仕掛けを潜ませた演出も印象深い。25日まで上演。」https://twitter.com/gekipia/status/1060935445742153728