書いていなかったので。7月15日のこと。
浦和の友達と別れてからシアターコクーンへ。
E列。
『美しく青く』観劇。 8年前の震災の爪痕を残し、今は猿害を受けている集落が舞台。
暗転の度にいくつかの場面(山、建設中の防波堤、リビング、居酒屋)にセットも変わる。その時間が私には必要な時間だった。誰もが悩みを抱えていて、ずっと苦しかった。
赤堀さんと大倉さんの場面でふうっと落ち着く。
徘徊してしまう認知症の母親(最初 銀粉蝶さんだと思わなかった)にも徘徊の理由があって辛かった。あの若さで一人で介護しなくてはいけない妻も辛すぎる(夫は向井理くん)。 平田さんと銀さんのシーンで涙が。
ラストで気持ちが少し落ち着いたけれど…それでも解決したわけではない。
(Tweetしたもの)
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_utsukushikuaoku/
作・演出:赤堀雅秋
出演:向井 理、田中麗奈、大倉孝二、大東駿介、横山由依、駒木根隆介、森 優作、福田転球、赤堀雅秋、銀粉蝶、秋山菜津子、平田 満
美術:土岐研一 照明:杉本公亮 音響:田上篤志 衣裳:坂東智代 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:相田剛志 舞台監督:南部丈
劇中には、高い防波堤を擁した海岸、木々が生い茂る薄暗い森、青木家のリビングといった美術セットが次々に登場。そこで繰り返される他愛ない会話から、街に暮らす人々のやるせない感情が澱のように溜まって吹きこぼれていく。
「街のために」と自警団で強い統率力を発揮する一方、家庭では穏やかながら時に傍観者のような態度を取る保を、向井はバランス感覚に優れた緻密な演技で表現。田中は実母・節子(銀粉蝶)の介護に追い詰められた直子の激情を、圧倒的な気迫をもって沸点の寸前で押し殺す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190712-00000007-pia-ent