夜観たメアリ・スチュアートが長くて、疲れて、電車赤羽で降りるの忘れて各駅で大宮まで行って戻ったので、帰宅が0時近くなりぐったり。ココア飲みながら、とりあえずメモ残しておく。
14時公演観劇。初日観て増やしたチケットなので後ろかと思っていたら最前列のベンチシート。ベンチで2時間はお尻が痛くなることがわかったわ。だからベンチシートは安かったり当日券に充てたりするのね。
昨日急遽入院となった勘太郎さんの代役をつとめた若手3人の活躍、素晴らしかった。3人に役を振り分けて演出を変更したろばさんの手腕!それをしっかり舞台に作り上げた座組の皆さま、凄いです。感動しました。きっと今日もお稽古して明日はもっとしっくりするんだろな〜。
勘太郎さんが演じていたアイヌ(メナシクル)のカンリリカの代役をつとめた若林健吾さんはカンリリカにぴったりな俳優さん!ピュアで普段から可愛いらしい。出演者でもある彼がいなかったら、ろばさん曰く千秋楽に間に合わなかっただろうと。ちゃんとコロポックルでした。若林さんが演じていたアイヌ(シュムクル)のイカシマトクは森田裕吏さんに。
勘太郎さん演じる新人刑事の甘利とカンリリカがストーリーテラーの役割を兼ねていたのを、辻京太さんが甘利刑事を、そして刑事のままストーリーテラーに(声が良くて台詞が明瞭!)。なので、辻さんが演じた八木原の共犯者・門真の役はなくなっていました。
この演出には元々の演出と違う良さがあって、日本人がアイヌの歴史過去を語っているみたいだった。カンリリカのときは文字を持たないアイヌが悲しい歴史を伝えるみたいだったので。
私は二つの演出を楽しめてとてもラッキー!
今日の杉木コタさんの佐久刑事と田島亮ちゃんの八木原が対峙するシーンがさらに凄くて息をのむほどたった。終演後にコタさんに言ったら、その塩梅が難しいシーンらしく「やりすぎると佐久のエゴになってしまう」と。亮ちゃんも日々違うと言っていた。今日はかなり刑事に心を読まれ追い込まれていてゾクゾクした私。
文四郎がはじめて正面から斬ったはじめてのアイヌがシャクシャイン。話がしてみたかったと言って。
八木原に「お前の話を聞かせてくれ」と言う佐久刑事。22年生きてきた八木原が自分の話をできる人がいれば良かったのに。刑事に話を聞いてもらえていたら10年後は別の人生だったかもしれないね。
文字を持たないアイヌの文化はそういう大切なことを教えてくれるのに、八木原にはそれが伝わっていなかったのかもしれない。
1日3公演やりたいと言う田島の亮ちゃん大好きです。今日はほっとした顔してた。