ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

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「劇場閉鎖は『演劇の死』」野田秀樹

https://mainichi.jp/articles/20200301/k00/00m/040/211000c

野田さんの意見書全文は以下の通り。

「意見書 公演中止で本当に良いのか

コロナウィルス感染症対策による公演自粛の要請を受け、一演劇人として劇場公演の継続を望む意見表明をいたします。感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべきと考えます。演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは「演劇の死」を意味しかねません。もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません。けれども劇場閉鎖の悪しき前例をつくってはなりません。現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、「身勝手な芸術家たち」という風評が出回ることを危惧します。公演収入で生計をたてる多くの舞台関係者にも思いをいたしてください。劇場公演の中止は、考えうる限りの手を尽くした上での、最後の最後の苦渋の決断であるべきです。「いかなる困難な時期であっても、劇場は継続されねばなりません。」使い古された言葉ではありますが、ゆえに、劇場の真髄(しんずい)をついた言葉かと思います。」野田秀樹

f:id:Magnoliarida:20200301192255j:image

平田オリザさんも連帯を表明しました。

https://www.nodamap.com/site/news/424

「演劇は応援を行うスポーツ観戦や、ファンの飛沫が飛び交う音楽ライブではありません。俳優からの飛沫感染の可能性がある演目は最前列三から五列を無観客とするといった上演方法も考えられます。すこしでも体調に懸念のある方にはご来場を控えていただきながら、多くの上演が継続されることを望みます。」

 

 

野田さんは311のときも

「日常の営みを消してはならないように、劇場の灯も消してはいけない。そう思うのです。劇場の灯が消える時は、「ココロ」の灯が消える時です。ただ生きるために「ココロ」を忘れて、今最も苦しんでいる被災者のことも忘れて、モノを買い漁る日が来る時です。私は、そう信じて演劇をやっている人間です。 」(野田さんのコメントより抜粋)
上演を続けた『南へ』でもこのアナウンス流れたのを覚えています。

 

東京芸術劇場の芸術監督である野田さん、今回は劇団での意見書を出されています。公的には出せなかったこともわかる。

 

私も演劇はどんな形でも続けてほしいので野田さんを指示するけれど、今回は震災のときと状況は違うから風当たりは相当強いだろうなぁ。

 

政府が言う「濃厚接触」の基準も曖昧で、

 

感染者が増え続け、スポーツは無観客試合となり、学校は休校、卒業式や入学式も中止になり、会社も会議は中止、ラテワークが出来る会社は在宅ワークになっている今、、

 

野田さんは非難されることを100%想定してのことだと思うけれど。

 

ひとりでも劇場から感染者を出してしまったら、劇場が責められる。それもゾッとします。

 

困ったなぁ。 コロナ、早く消えて!