ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

映画『his』★★★★★

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www.phantom-film.com

 

前に映画館で予告を観て「良さそうだなぁ」「宮沢氷魚くん出てるし」と思いながらなかなか行けずにいた映画。PARCO劇場と同じ階に出来た「ホワイト シネクイント」での上映が決まったので「ピサロ」とハシゴしようとチケットを購入。「ピサロ」は延期になってしまったけれど、観てきました。

 

ストーリー「春休みに江の島を訪れた男子高校生・井川迅と、湘南で高校に通う日比野渚。二人の間に芽生えた友情は、やがて愛へと発展し、お互いの気持ちを確かめ合っていく。しかし、迅の大学卒業を控えた頃、渚は「一緒にいても将来が見えない」と突如別れを告げる。

出会いから13年後、迅は周囲にゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと一人で田舎暮らしを送っていた。そこに、6歳の娘・空を連れた渚が突然現れる。「しばらくの間、居候させて欲しい」と言う渚に戸惑いを隠せない迅だったが、いつしか空も懐き、周囲の人々も三人を受け入れていく。そんな中、渚は妻・玲奈との間で離婚と親権の協議をしていることを迅に打ち明ける。ある日、玲奈が空を東京に連れて戻してしまう。落ち込む渚に対して、迅は「渚と空ちゃんと三人で一緒に暮らしたい」と気持ちを伝える。しかし、離婚調停が進んでいく中で、迅たちは、玲奈の弁護士や裁判官から心ない言葉を浴びせられ、自分たちを取り巻く環境に改めて向き合うことになっていく――。

 

井川迅(宮沢氷魚)や日比野渚(藤原季節)のように、人として認められたい。だから同性愛だとカミングアウトできない。ずっと悩んで生きている人は沢山いそう。世間の多くの理解はまだ優しくないのでしょう。

私のアメリカ人の友人も20年前一緒に働いている時、自分はカミングアウトしたいけれど日本の職場の理解が得られると思えないから言わないと言っていた。私は彼の人としての素晴らしさを知っていたので「そうなんだ〜」と思ったくらいだけど、20年経った今も頭の固い年配の方々は、映画に出てくる玲奈側の弁護士のような人も多い。彼らと人として付き合えば関係ないってわかるのになぁって思っています。

予想に反して離婚調停中の渚の妻・玲奈は全然悪くない!玲奈は知らずに結婚したのだから。それが余計に切なかった。

迅が移り住んだ白川町の美里ちゃんのように女の子なら迅くんのこと好きになっちゃうし。映画の中に悪い人がいないから・・皆に幸せになってほしくて困った(笑)

「パパとしゅんくんがキスするのって変なの?変じゃないよね?」

渚の娘・空ちゃん可愛かったなーー。変じゃないよ!いい育ちかたしてた!

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www.youtube.com

 

メーテレで今泉監督の『his〜恋するつもりなんてなかった〜』井川迅と日比野渚が出会ったときからのドラマがあったのね。映画はその13年後だったのか…
ホワイトシネクイントにパンフレットが置いてなかったので買えず。ドラマのことも書いてあったのかな〜。


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