新国立劇場小劇場にて『あなたの目』観劇。
作:ピーター・シェーファー(『ピサロ』の!)
上演台本・演出:寺十吾
美術:堀尾幸男 照明:北澤真(監修:服部基) 音楽:坂本弘道 音響:岩野直人 衣裳:髙木阿友子 ヘアメイク:佐藤裕子 舞台監督:瀧原寿子 プロデューサー:北村明子 企画・製作:シス・カンパニー
「ギクシャクした夫婦関係に第三者の視線を注ぐ探偵が繰り広げる、男女3人のビターなコメディ」
って面白くないわけないと思っていた以上に面白かった!スピード感があってノンストップ😃ロマンチック・コメディ!
チャーミングな3人をさらにチャーミングに観せる演出!全シーンが可愛いかった。
つい自分中心に相手の思いを決めつけて相手のことをちゃんと見なくなる…ハッとさせられた。「第三者の目」って必要。
『The Public Eye』の、この邦題『あなたの目』もいい。
来る日も来る日もチャールズの妻ベリンダを尾行していた探偵クリストフォルー。1ヶ月の尾行だけど、いつからか立場が逆転して(苦手なホラー映画を何回も離れた場所で観させられていたけれど、ある日探偵は自分の好きな映画(Ingrid Bergmanの映画)に誘う(言葉は交わさず)ベリンダをリードするようにベリンダの前を歩く、あとをつけているうちにお互いの好きなことがわかる。
だからチャールズにも・・・妻をちゃんと見てほしい。妻にリスペクトを!
最後までジュリアンと呼ばれなかったけれど探偵クリストフォルーは仕事の出来る天使かしら。マカロンが大好きな天使。
『ベルリン・天使の詩』を思い出した😃
小林聡美さんの声が可愛い!
STORY「ロンドンの閑静な地区に立派な会計事務所を構えるチャールズ(野間口徹)。絵に描いたような中産階級出身のお堅い彼のもとに、ちょっと風変わりな男が訪ねてきた。いぶかしがるチャールズに、回りくどく訪問の目的を話し出すこの男ジュリアン(八嶋智人)は、実は探偵。しかも、チャールズ当人が、自由奔放な妻ベリンダ(小林聡美)の素行を疑い、昼間の尾行調査を依頼した探偵事務所の調査員だったのだ。ここ1か月間のベリンダの行動調査の結果を、これまた回りくどく説明するジュリアンに苛立つチャールズ。ジュリアンによれば、ベリンダは不貞こそ働いていないが、毎日あてもなく、ロンドンの街を歩き回っていて、行く先々で、静かに微笑みを交わし合う男の存在があるという…。そこに突然、ベリンダが会計事務所に現れた!そして、つい数週間前から、言葉も交わしたこともないある男との出会いによって「生き返る」ような思いをすることができたと話し始めた・・・。夫婦の関係に第三者が現れたことで明らかになる人間関係の真実とは?」
次は『たむらさん』
帰宅後、三浦春馬くんのドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』を見ていたので… 春馬くんの慶太と松岡茉優ちゃんの玲子が可愛くて可愛くて。「アクセサリーは3つまで」大切に出来るものは3つ…に私は大いに反省し(使っていないものの多いこと(ToT))
ラストシーン、ゴロゴロって雷⚡️落ちて……チュッ!って唇に。か・わ・い・い いーー!で、玲子ちゃん恋に落ちた?
話は『あなたの目』の出演者に戻って
小林聡美さんは、あの1回の観劇が今も忘れられない2010年の『ハーパー・リーガン』(演出:長塚圭史)。最近だとドラマ『anone』が記憶に新しいけれど、やっぱり『やっぱり猫が好き』だよね。
https://stage.parco.jp/web/play/harper/index.html
『かいじゅうたちのいるところ/Where the Wild Things Are』の予告で使われていた Arcade Fire の「Wake Up」と《壁》を背にハーパー・リーガン歩いてくるオープニング!ハーパーの娘サラが聞いていたArcade Fire。あとすぐにArcade FireのCDと映画のサントラを買ったんだった。
八嶋智人さんはテレビで観ないことがないくらいご活躍。朝ドラや大河にも。『古畑任三郎』 『HERO』 『新選組!』が大好き。所属している劇団カムカムミニキーナは観たことがないので私が観た舞台は2013年の『レミング 〜世界の涯までつれてって〜』だけかも?成河くん主演『アドルフに告ぐ』を観た八嶋さんの感想で
「素敵な芝居は観るものの財産」
という名言を残されています。
野間口さんはいまや朝ドラ俳優としても有名(「エール」でバンブーのマスター)で映画・ドラマにひっぱりだこ。私が観た舞台だとこれまた大好きな『4four』で観たのが2012年で、その後、親族代表とか『オーランドー』とか・・。