プレイハウスにて『真夏の夜の夢』観劇。
明日以降に書き足したり直したりすると思うけれどとりあえずTweetした感想を載せておく。
野田秀樹潤色の脚本の舞台は宮廷ではなく割烹料理ハナキン。アテネ近郊の森ではなく富士の麓の「知られざる森」。不思議の国のアリスやらメフィストフェレス入りなのにちゃんと「夏の夜の夢」。
まさか妖精パックが悪魔に乗っ取られるなんて!ドキドキしながら観てました。
シルヴィウ・プルカレーテさんの寓話的で美しい演出が野田さんの彩り豊かな言葉遊びとマッチして夢の中のよう。
今回のプロジェクションマッピングの演出好き。
板前ライ矢崎くんと板前デミ加治くん楽しい。
なんと言っても、そぼろ(ヘレナ)鈴木杏ちゃんが素晴らしい!
低いところでの演技が多く、前方サイドだったので見切れてしまって残念でした。映像使った演出もあるので少し後ろの正面席から観たかったなー。
メフィスト今井朋彦さん、パック手塚とおるさん、オーベロン壤晴彦さんはさすがでなんかうっとりした。
ラストの(パックの)口上は全員で。続くカーテンコールが可愛かった。
ハナキン出入り業者はシェイクスピアの原作では芝居の稽古をする職人たち。福助(ボトム)変身後の顔が見れなくて歌舞伎メイクの腹芸… でも原作のボトムはロバの顔になるからありですね😏
大和さんの縄跳びダンスとか、おてもと役の茂手木桜子ちゃんのセリフに蜷川さんを思わせるセリフが出てきたりも😏
桜子ちゃんとても良かったです〜。
パンフレットは無料です!嬉しい。
公式サイト:https://midsummer-nights-dream.com
公式Twiter:https://twitter.com/MidsummNights
www.midsummer-nights-dream.com
出演:
鈴木杏 北乃きい 加治将樹 矢崎広
今井朋彦 加藤諒 長谷川朝晴 山中崇 河内大和
土屋佑壱 浜田学 茂手木桜子 八木光太郎
吉田朋弘 阿南健治 朝倉伸二 手塚とおる 壤晴彦
原作:ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志訳「夏の夜の夢」より
潤色:野田秀樹
演出:シルヴィウ・プルカレーテ
舞台美術・照明・衣裳:ドラゴッシュ・ブハジャール
音楽:ヴァシル・シリー
映像:アンドラシュ・ランチ
音響:井上正弘
照明コーディネート:阿部康子
映像コーディネート:神守陽介
ヘアメイク:鎌田直樹
あらすじ
「創業130年の割烹料理屋「ハナキン」。その娘・ときたまご(ハーミア)には許婚がいた。板前のデミ(デミトーリアス)である。デミはときたまごを愛していたが、彼女は板前のライ(ライサンダー)に恋心を寄せていた。ときたまごとライは〈富士の麓〉の「知られざる森」(アーデンの森)へ駆け落ちする。それを追いかけるのはデミと、彼に恋をしている娘・そぼろ(ヘレナ)。森では妖精のオーベロンとタイテーニアが可愛い拾い子をめぐって喧嘩をしている。オーベロンは媚薬を使ってタイテーニアに悪戯をしようと企み、妖精のパックに命令する。ついでにそぼろに冷たくするデミにも媚薬を使おうと思いつく。しかし悪魔メフィストフェレスが現れ、パックの役目を盗みとる。そこに「ハナキン」に出入りしている業者の面々が結婚式の余興の稽古にやって来て、事態はてんやわんやに…。」