シアター風姿花伝プロデュース『ミセス・クライン Mrs KLEIN』1週間ぶり2回目の観劇。
ますます激しく濃厚になっていた。
ミセス・クラインの那須さんか那須さんのミセス・クラインかもうわからないけれどその素晴らしさにワクワクしてしまった。
占部さんのポーラ、強さが驚くほど増していた。伊勢さんメリッタとふたりのシーンは女学生のよう。鬼の居ぬ間にって!
2回観て良かった〜。一週間の変化すごい。もっと観たい。
『ミセス・クライン Mrs KLEIN』 1回目https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20201206/1607182463
18時からのシンポジウムにも参加。
「人間の心理、精神を扱う識者による『ミセス・クライン』を多角的に考察するシンポジウム」
演劇の司会でいちばん信頼している大堀さんが司会進行!ゲストの角田光代さんが高校〜早稲田大で演劇をやっていらしたことにびっくり。早稲田のサークルの1年先輩に那須さんがいてそれからの付き合いだそう。
「(話がつまらなくても)登場人物が読み手の中で立ち上がる小説は面白い」ことに最近読んだ小説で気づいたと角田さん。=演劇もそうだなと。観客それぞれの中で人物が立ち上がる感覚わかります。
ゲストの精神分析家で臨床心理士の北川清一郎さんのお話もとても興味深くおもしろかった。ミセス・クラインやメリッタやポーラがそうだったように精神分析家は自らも精神分析を受けるという。精神分析医であり患者でもあり続けるお仕事。
実在したメラニー・クラインの半生のお話も聞けてよかった。母娘の確執はあの朝から… だったのか。
メラニー・クラインの葬儀にメリッタは参列せず真っ赤なドレスで講義だかに登壇していたって。そしてあんなにクラインの信望者であり後継者で擬似娘の座も得たポーラ・ハイマンもクライン派に反発し離れていったらしい。
風姿花伝のまわりは食べるところがなくて、シンポジウムまでの時間うろうろ。
シーフードカレー、美味しかった。
メラニー・クライン その人と成り