仕事が予定より少し早く終わり18:45回に間に合いそうだったので、急いで新宿三丁目へ(都営地下鉄を使うと二駅なの〜)。
はじめてのシネマート新宿。きっとまた行く。
燃え殻さんの本を読んだのは、この映画のキャストが発表されてからでした。本がとても好きになったのでぜったい映画館で観たかった『ボクたちはみんな大人になれなかった』
とんでもなく美しく、とても素晴らしかった。途中なんどもうるっときて、ラスト数分は涙がとまらず…
すごく好みのカメラワーク、どこを切り取っても美しい。音楽も好み。佐藤くんが仕事をエスケープしてドライブする場面の時間経過にあの音楽の入れ方、今までなかったのでは…
決して戻りたくないのに、あの頃を思い出してしまう、誰にも言わないけれど貰った言葉や流れていた曲も全部残っている。借りっぱなしの本とか。似ている足音。勝手に出入りする記憶。
Facebookの「知り合いかも?」にアイコンを見つけた彼女の写真を見ながら呟いた一言(何度も出てくる言葉。ちょっと出過ぎなくらいだけど)が、原作にはないのに言わせた脚本すごいと思う。
ボクたちはみんな大人に_
これなんだよね。寂しいけれども。
原作本の方が「恋愛映画感」(映画ではなく本なのに)があるイメージ。
映画観てから読もうと思っていたシナリオ。でもパンフレットから読もうと思う。
シネマライズの「恋する惑星」の看板、映画のために作ったのかな?懐かしくてグッとくる場面がたくさんあった。
犬キャラさんからの手紙。本では見られないオザケンオタクな手紙だけど伊藤沙莉ちゃんの「かおり」ならこうだと思った。伊藤沙莉ちゃんの声は残る。だから彼女だったのかな〜。
佐藤・・森山未來くんは台詞もたくさんあったのに、ナレーションと風景と彼だけがスクリーンの中にいるだけで全編いけそうだ。表情・表現で21歳から46歳までを演じてくれました。
関口役の東出くんも良かった。東出くん、映画出演本数凄いね。養育費払えるね。
七瀬(篠原篤)もいい。
すべてがいまの自分に繋がっている。
1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。
志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……。
「この映画は主人公の佐藤と観客の人生が交差していって、結果自分の物語になる。新しい感覚を得られる作品にできたと思っていますので、ぜひ体験してください」と森義仁監督。ほんと、それでした。
ポスターにサイン入ってた。
スタッフさんたちの写真も混ざっていて笑ったわ。
『聖地X』はここで観よう。