ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ダルカラvol.xx 『TOKYO LIVING MONOLOGUES』★★★★★

会社帰りに神田のTUDIO MATATU SHIN-OCHANOMIZUにて

DULL-COLORED POP「TOKYO LIVING MONOLOGUES」観劇。

出演者:東谷英人/大原研二、大内彩加/倉橋愛実/佐藤千夏/湯舟すぴか、ホリユウキ/宮地洸成の【大原・倉橋・ホリ・湯舟】キャスト回。

www.dcpop.org

「私が生きていることを、私以外誰も知らない」

なんだろう😳体験型演劇?ハイブリッド観劇?
観客は仮面をつけて、zoomで4つの狭い部屋を覗き見しながら、目も耳も、鼻も(お肉焼くし)忙しくて、楽しかった。ほんと、カオスだった。日本刀が伊達じゃなくてビクッとなったり…。

時事的なセリフ…というか呟きが現在進行形の今をリアルに。でもなんか、知らない人の配信とか隣の部屋の生活音(騒音や匂い)を感じられる彼らの夜から、人と繋がっているような、温かさも感じてしまった。

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作・演出:谷賢一 配信監督:高畑 陸(シル/CHARA DE)、恵比寿亮(MATATU) 舞台監督:竹井祐樹(StageDoctor Co.Ltd.) 照明:松本大介 美術:土岐研一 音響:佐藤こうじ(Sugar Sound) 音楽:岡田太郎(悪い芝居) 衣装:及川千春 映像ディレクション:松澤延拓 宣伝ビジュアルデザイン:内田倭史 制作:利藤早紀、小野塚央 主催:合同会社DULL-COLORED POP 協力:STUDIO MATATU 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

「谷賢一がこの秋にひっそりと世に発表する、社会との接点を持たない孤独な個人の声を拾い上げる新作実験公演。『福島三部作』や『丘の上、ねむのき産婦人科』でも功を奏したドキュフィクション的手法を押し進め、「分断された個人の孤独な声」を独白をメインとした濃厚な文体で描きます。20名だけの小スペースで上演し演劇ならではの「息遣い」を体験できるライブ上演と、「盗撮」「接写」「隠し撮り」を多用した配信上演を行い、コロナ禍における演劇の可能性を広げるプロジェクトです。」

「――1400万人都市、東京のどこか、独り暮らしのリビングルームから聞こえてくる「ひとりごと」。分断され孤立した個人、独り暮らしの人男女4人の、誰にも向けられない言葉たち、誰にも聞かれないつぶやきが集まり、一つの物語としてうごめき出す。
陰謀論にハマる独居老人はTwitterの画面を閉じて呟いた、「俺が生きていることをこの世の中の誰も知らない」。同じ時、別のリビングルームでは、預金通帳のゼロの数を数えながら若い女最果タヒの詩を読んでいる。「誰にも見られていないからこそ言えること」を、劇場あるいは配信で「みんなで観る」演劇的企み。誰とも繋がっていない人たちの声によって現代の姿を浮かび上がらせる谷賢一の最新作。」

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