6話があっという間だった。おもしろかった〜。途中夕食の時間をとったけれど、一気に見ちゃった。Netflix、月990円コースを申し込んだから画質が悪くて…来月ワンランク上げよう。
首相夫人関与や文書改ざん問題で自殺した財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんのご遺族である奥様が真相解明のために起こした損害賠償請求訴訟で国側が突然請求を認諾し、終結させた「森友学園問題」をモチーフ(なのでフィクションです!)にしたシム・ウンギョンと松坂桃李のW主演の映画『新聞記者』のドラマ版だけど、映画とアプローチの仕方がけっこう違っていた。主演は東都新聞記者の松田杏奈役に米倉涼子。同調圧力に屈せず政権の疑惑を追及していく、でも正義感が強いだけではなく、そうなるに至った過去、愛情深い人柄も描かれていた。
「隠蔽されまま終わっていい事件はないから」「声なき声を届けるのが記者の仕事」という台詞が残る。
エリート若手官僚の村上真一役に綾野剛。映画版の桃李くんのような出方かな〜と思っていたら違っていた。組織に翻弄されどんどん追い込まれていく村上。内閣調査室に移動になり、頬もこけて正気もまるでない姿でただただフラフラと、情報を操作する仕事をこなしていく。組織の命令で加害者にさせられていく残酷さ…家族にも言えず改ざん作業を強いられた鈴木さんの姿が重なる(当たり前だけどアバランチの彼は微塵もなく…)
映画版には登場しない就活中の大学生の木下亮役に横浜流星くん。どんな風に関わってくるのかなと思っていたら、3話で動き出した。(私的には亮という役名をつけたの、藤井監督かなぁ〜なんてことも思ったり。)
ドラマはエピソード2まで、意思に反して改ざん作業を強いられる公務員・鈴木和也(吉岡秀隆)と妻・真弓(寺島しのぶ)のエピソードが丁寧に描かれていた。
最後のエピソード6ではコロナのことも描かれていた。そこで就活をしている大学生の明暗も…いや、ほとんどが「暗」だよね。内定取り消し、バイトも失い、卒業式も入社式も、入学式も飲み会もない未来(私たちはもう知っている(T . T))がそこにはあった。もうね、コロナは学生たちだけじゃないからね。
映画の終わりが「はじまり」。私たち国民に、亮くんのような若者たちに、託されたような終わり方だった。ここからがスタート。これは「私たちの戦いの映画」。
あとで追記すると思う。お風呂沸いたから。