ムビチケで予約したつもりの『フレンチ・ディスパッチ』の履歴がなくて…結局、それは他の日にして、ポイントがあったので松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ 』をTOHOシネマズ日比谷で。またすぐに観たいくらい好き。
水族館の場面好きだなぁって思いながら観ていたけれど、ふたりの出会いの場面はもっと好きだった。
呼び方の変化も甘酸っぱい。でもあそこまで遡るとは… (てるおの家じゃなかった…)
ちょっと思い出すタイミングは人それぞれだけど、観ながらちょっと思い出したよ。いつかの誕生日の日のこととか。
ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」が思ったより出てきたね。私は〈ヘルシンキ〉の物語が好きだけど… なんてことも思ったり…
(このお花をこのあとベンチの男に渡す)度々出てくる永瀬正敏さん演じるベンチで妻を待つ男のことも同時に振り返ることになるので、彼の過去がわかってよかった。
なんか、家の植物のことまで🪴思い出したよ。部屋の中では霧吹き吹いたことなかったな〜ベランダに出して吹いてる。
最後すごくいいタイミングで入ってきた主題歌を今後どこかで聞いたらいくつかのシーンとか、バースデーケーキのデザインまで蘇るだろうな。歌詞がまんま映画のストーリーでした。脚本と歌、どっちが先に出来たんだろう。
『ちょっと思い出しただけ』と『ボクたちはみんな大人になれなかった』とちょっと似ていたけれど… 現在と過去とか、伊藤沙莉ちゃん演じる元彼女の現在の設定とかも。
エンドロール見ていたら振付が皆川まゆむさんで、そこでも私の頭の中で森山未來くんがリンクしたわけです。ごめんなさい。
“ある1日”だけで遡る、ふたりだけの6年間ー
なんでもない、だけど
二度と戻れない愛しい日々を
“ちょっと思い出しただけ”…。
≪第34回東京国際映画祭≫観客賞/スペシャル・メンションW受賞🏆
監督・脚本:松居大悟
出演:池松壮亮 伊藤沙莉 河合優実 尾崎世界観 國村隼(友情出演)/ 永瀬正敏
主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」尾崎世界観さんのバンド
公式サイト:https://choiomo.com/
公式Twitter:https://twitter.com/choiomo_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/choiomo_movie/
『ちょっと思い出しただけ』ができるまで…メイキング 歌が先なんですね。
クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」
ストーリー「2021年7月26日、この日34回目の誕生日を迎えた佐伯照生(池松壮亮)は、朝起きていつものようにサボテンに水をあげ、ラジオから流れる音楽に合わせて体を動かす。ステージ照明の仕事をしている彼は、誕生日の今日もダンサーに照明を当てている。一方、タクシー運転手の葉(伊藤沙莉)は、ミュージシャンの男を乗せてコロナ禍の東京の夜の街を走っていた。目的地へ向かう途中でトイレに行きたいという男を降ろし、自身もタクシーを降りると、どこからか聴こえてくる足音に吸い込まれるように歩いて行く葉。すると彼女の視線の先にはステージで踊る照生の姿があった。
時は遡り、2020年7月26日。照生は部屋でリモート会議をし、葉は飛沫シートを付けたタクシーをマスク姿で運転している。照生は誕生日の夜に誰もいない部屋で静かに眠りにつく。また一年遡り、誕生日を迎えた照生は、昼間は散髪屋で伸びた髪を切り、夜はライブハウスでの仕事を終えたあとに行きつけのバーで常連のフミオ(成田凌)とダンス仲間の泉美(河合優実)と飲んでいた。同じ頃、居酒屋で合コンをしていた葉は、煙草を吸いに店の外に出たところで見知らぬ男から声をかけられ、話の流れでLINEを交換することに。葉のアイコンを見た男が「あれ、猫飼ってるんですか?」と尋ねると、葉は「いや…今は飼ってないけど」と返し、続けて「向こうが引き取ったから」と切ない表情でポツリと呟く。彼女がLINEのアイコンにしていた猫は、いまも照生が飼っているモンジャだった…。
時は更に1年、また1年と遡り、照生と葉の恋の始まりや、出会いの瞬間が丁寧に描かれていく。不器用な2人の二度と戻らない愛しい日々を“ちょっと思い出しただけ”。」
前にシネ・リーブルでコンプリートしたフライヤー。