ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

serial number 07 『Secret War-ひみつせん-』★★★★★


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シアターウエストにて『Secret War-ひみつせん-』観劇。最近になってから当日受け取りで予約したので最前列上手で見上げる。


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陸軍の研究所の秘密戦研究開発者ではなくタイピストの女性(雑書綴を残した)を主人公にした詩森さんの視点。実際語られていないことはフィクションだけど、ほぼ実話という脚本。

二役を演じ分けた三浦透子ちゃんや残酷な任務と知り葛藤する若者たち、皆さん素晴らしかった。

serialnumberの『ひみつせん』では言葉だけ出てきた「マルタ」。731部隊の人体実験を描いた劇団チョコレートケーキ『遺産』のマルタ(丸太)と呼ばれた中国人捕虜を思い出しながらの観劇となりました。
透子ちゃんが演じたタイピストの琴江の上司の伴野(村松武)が雑書綴を残すことを許可したことに意味があるのだろうな。伝える責任、奪った命への追悼の気持ちがあったと思いたい。

公式ア・ラ・ポテト大使の森下亮さんからの夏ポテト!ありがとうございました。

登戸研究所は軍人ではなく秘密戦兵器の開発のためにエリートたちが集められていたから、森下さんの山喜や若い市原(坂本慶介)や桑沢(宮崎秋人)ような研究者が多くいたのかもと思ったりも(←そこは『アトムが来た日』っぽいけれど、ほかの研究の人たちと情報交換もできない秘密戦要員の彼ら)

もうすぐ千秋楽なのでネタバレだけど、

46年後、中国北京にて浩燃(彼が市原だった)のところに、科学ライターを名乗る津島遥子(彼女は琴江のお孫さんだった)が訪ねるシーン。ここに46年前の研究所の話が挟まれるのだけど(あの時のふたりの小さな恋のものかたりも)、そのとき、2011年9月11日のニュースがテレビから流れた。

 

STORY「村田琴江(三浦透子)はタイピストとして登沢研究所で働き始めた。そこは、戦争のための研究をする日本軍の施設であった。偽札作り、風船爆弾、一見荒唐無稽な研究者たちの研究は、人体実験を含む細菌兵器にまで及ぶ、それを人は秘密戦と呼んだ。そこで琴江は、細菌や病毒を研究する研究者、市原(坂本慶介)や桑沢(宮崎秋人)たちと儚い関わりを持つ。

46年後、中国北京に暮らす王浩燃(大谷亮介)のところに、科学ライターを名乗る津島遥子(三浦透子/2役)が訪ねてくる。遥子は、登沢研究所について調べていると名乗り、男が第二次世界大戦当時、登沢に勤めていたのではないか、と切り出す。ふたつの時間軸は交錯しあいながら、登沢研究所でいったい何が行われていたのか、そして、その後、そこに関わっていた人たちはどうやって暮らしていったのか、そして科学と人間の相克を炙りだす。 」

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ものがたり「村田琴江(三浦透子)はタイピストとして登沢研究所で働き始めた。そこは、戦争のための研究をする日本軍の施設であった。偽札作り、風船爆弾、一見荒唐無稽な研究者たちの研究は、人体実験を含む細菌兵器にまで及ぶ、それを人は秘密戦と呼んだ。そこで琴江は、細菌や病毒を研究する研究者、市原(坂本慶介)や桑沢(宮崎秋人)たちと儚い関わりを持つ。
56年後、中国北京に暮らす王浩燃(大谷亮介)のところに、科学ライターを名乗る津島遥子(三浦 2役)が訪ねてくる。遥子は、登沢研究所について調べていると名乗り、男が第二次世界大戦当時、登沢に勤めていたのではないか、と切り出す。
ふたつの時間軸は交錯しあいながら、登沢研究所でいったい何が行われていたのか、そして、その後、そこに関わっていた人たちはどうやって暮らしていったのか、そして科学と人間の相克を炙りだす。
作・演出:詩森ろば
出演:三浦透子、坂本慶介、宮崎秋人、松村武(カムカムミニキーナ)、北浦愛、森下亮(クロムモリブデン)、佐野功、ししどともこ(カムヰヤッセン) 、大谷亮介
舞台美術:杉山至+鴉屋 照明:榊󠄀美香(有限会社アイズ) 音響:青木タクヘイ(STAGE OFFICE) 演出助手:中村公平 舞台監督:田中翼(capital inc.)

アフタートーク登戸研究所資料館館長の山田朗氏のお話がすごく興味深くおもしろかった。戦争には必ず存在する秘密戦。
旧日本軍の将校だった小野田さんは最後まで任務を明かさずに亡くなったそうです。登戸研究所にいた方は昭和が終わるまで誰にも話さなかったのですね。

登戸研究所では「偽札作り」のために、製紙工場を作り、紙幣用に中国から紙を輸入し(偽札で購入)紙を漉くところから偽札を作っていたらしい。というか水を引くために浄水場まで作っていたって😱。登戸研究所、見学してみたい。

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11月のserialnumberに安西慎太郎ちゃん出るわ。

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serial number『BUG』シアタートラムね。

帰り際、見かけたのですよ。後ろ姿で「あっ、しんたろちゃん」と思ったらそうだった😏(亮ちゃん来てないかな〜と思っていた矢先に)内心やった〜ともちろん気にしないふりで。もしかしたらserial numberに出たりして…と思った私。案の定でした。