ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ギャラプロ『デカローグ』公演ガイドツアー

『デカローグ』の美術を担当された
針生 康さんのサイト(It's too beautiful 🥹)
Dekalog | shizukahariu.com 

f:id:Magnoliarida:20240710233651j:image(写真:針生さんのサイトより)舞台美術の写真が凄いから見て!!!全話のクレジットにKAMEDA Yoshiakiとあるのも嬉しい☺️

仕事を2時間抜けて(会社がある駅から4駅という距離👍) 新国立劇場 制作部演劇 【ギャラリープロジェクト『デカローグ』公演ガイドツアー】(ことぜん『あの出来事』以来)に参加。同僚に感謝。f:id:Magnoliarida:20240710194249j:image

客席に入ると終わったばかりのプログラムDの2本目「デカローグ8 ある過去に関する物語」のドラマがまだ息づいているようなセットが💐。

プロデューサーの茂木さんのガイドによる舞台美術の説明とともに、客席で明日のプログラムEの「デカローグ10 ある希望に関する物語」(夜公演なのでワンちゃんの時間の関係で10が先に)へのセットチェンジを見学しました。大勢のスタッフさんたちで5つ繋がった廊下のユニット(CUBE)が次々解体され、パズルを組み立てるように新しい部屋が出来上がっていきます。 使わないユニットに使わない小道具が乗せられ退場。新たに取り付けられたドアはプログラムCで使っていたもの。小劇場は袖が狭いから後ろのスクリーンを半分上げて、使わないものが隠されていきました。2階の手摺が外されワイヤーが取り付けられたり。ワイヤーだけの2階に立って動いて演技するって凄いです😳

プログラムCまで目立たなかった階段をプログラムEでフィーチャーしたいとの小川さんのリクエストであの位置になったと。実際脚本に夫ロマンが階段で妻の情事を・・、というシーンがありますからと。

スタッフさんたちの無駄のない動きで短時間の美術変更!びっくりです。

続いて、ガイドツアーがあるため小道具を置いていない舞台上(プログラムE)を歩かせていただきました。

廊下が思っていたより狭くて、階段も狭くて、俳優さんたちは動線をしっかり覚えないと大変だなぁと思いました。デカローグ8のラストにたくさんの花が置かれる床の場所に照明をあてて見せてくれたりも。今も4つの物語が上演されているので色々な形や色のバミリがたくさん貼られていました。客席に戻るとき早着替えスペースを通ったので伊達さん万里紗さん亀ちゃんのハンガーを見ることができました。

続いて、プロデューサーの茂木さんと昨日来日した針生 康(はりうしずか)さんから舞台美術に関するお話を聞きました(仕事に戻る地下鉄の中でiPhoneに急いでメモ)。

海外在住の針生さんとの打ち合わせで使用した(2月からの)美術デザインの模型写真とCG写真を見ながらデカローグの10作品の美術(なんて壮大な企画!)のことや開幕に至るまでの経緯に感動です。

デカローグの団地が1950年代に建てられたので、美術は【ブルータリズム(Brutalism/またはブルータリズム建築:第二次世界大戦後の1950年代、世界中で流行した建築様式)】という何も飾らない洋式を参考に。

2年前からお話があったけれどコロナで延期。美術の打ち合わせは昨年9月から。 12月にまだ台本が出来上がっていなかったので『Dekalog』の映像を見たりポーランド人のご友人に団地を見に行ってもらったりしていた。

美術は全10話×10校まで話し合いアイデアを出していったそうです。

最後(プログラムE)の美術は上演しているプログラムCの舞台のセットを使い、話し合いながら決めていくことができたのは同じユニットを組み合わせて使うからで、どこの国でも滅多にできないことのようです。長期で同じ劇場を使うプロジェクトだからできたことですね。

セットの全長10m。最初は2階に屋根をつけていたけれど(その上に立とうという案も出たとか…怖い😨)照明が当たらなくなるから外したと。1階部分の天井にたくさんライトが埋め込まれていました。

団地の鉄筋コンクリートの柱の色は3色使い。部屋の下にあたる土台の側面も生活感が出るように汚してあり、柱の色も下から少しずつ変えている。舞台の床もツルツルの黒ではなく埃(に見えるよう)塗ってもらった。

こだわりは当時のヨーロッパのガラス(本物の硝子ではないのに本物に見えます)。エレベーターを配置するこだわり…ヨーロッパでは神聖なもの=高さのあるものなので、エレベーターとして動かせないけれど置きたかった。「デカローグ1 ある運命に関する物語」でエレベーターを使おうする場面あり。

デカローグ5 ある殺人に関する物語」の美術、最初は壁に十字架を設置したけれど、日本人にカトリックはなじみのあるものではないのでなくした。代わりに亀田佳明さんが十字にペンキを塗っています

スクリーンの映像は上から映している(映像:栗山聡之さん)客席からはまっすぐ見える。

 

  力つきました。眠い💤 あとは明日

 

稽古場も実物大のセットで

照明の微調整あり二人の演出家がやりたいこと

小川さんは後ろも使い

上村さんは小道具にこだわり

 

『デカローグ』の素晴らしい美術はぜったい演劇賞を取ると思う。f:id:Magnoliarida:20240711003350j:image
f:id:Magnoliarida:20240711003431j:image

【追記】f:id:Magnoliarida:20240711214701j:imagehttps://x.com/nntt_engeki/status/1811377751263248689?s=46

Vol.15 「4人で喋る『デカローグ』」イベント終了後、4人でパシャリ📸(左から #上村聡史 さん、#亀田佳明 さん、#須貝英 さん、#小川絵梨子 監督)f:id:Magnoliarida:20240711215148j:imagehttps://x.com/nntt_engeki/status/1811377748675559775?s=46

イベント行きました〜 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20240708/1720446183

f:id:Magnoliarida:20240714121414j:image(^O^)