神奈川芸術劇場大スタジオで、KAATキッズ・プログラム2024『らんぼうものめ』観劇。自由席だったので通路より後ろ(通路前は桟敷席)3列目センターブロックやや上手の席へ。
加藤拓也さん作・演出のキッズプログラム。おもしろかった〜!怪談・冒険ファンタジーという感じ。いつも思うけれど、舞台に自由に反応する子どもたちとの観劇はホントに幸せ。 俳優の皆さま・衣裳・美術・照明も素晴らしかった! 神さまたちの姿がシュール!まさか顔が見えないとは思っていなかったけれど、見えないほうが嘘っぽくなくて、よかった。 私は野菜の神さまの分身ちゃん(高田静流)がお気に入りです。 (写真:宮川舞子さん)
神さまが死んだら行く世界があり、神さまたちに江川とか守屋とか名前があって、神さまたちは毎日お祭りしていて、神さまの神さまは選挙で選ばれていた。(写真:宮川舞子さん)
神さまの神さま江川は『デカローグ』で亀ちゃんと共演していた近藤準さん。デカローグのときと全然違っておもしろい〜🤣(どこかの国の偉い人のこと、選挙のことなど思ってゾワゾワしたり…)。モコモコしていましたが声でわかります。写真ないかな〜。
神道では人は亡くなったら神さまになると言われているから神さまに苗字があるのも不思議ではなかった。諡(おくりな)というなまえもいただくけれど。
あ、 勲平くん(鞘師里保)のお母さん(安藤聖)が神社の鳥居をバラしたときダメ〜😱と思った私。そして、だからよ…となるわけで。(その意図はないかなぁ… 美術の小道具として動かす演出ですね、多分) (写真:宮川舞子さん)
その勲平くんのお母さんを巡る時間軸がSFっぽくて、答え合わせしたい。途中でお父さんが言った「お母さんは ・・・ 」が気になり、それがラストに繋がっていたから。
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「こんどらんぼうしたら、お母さんを神さまにしちゃうよ」と約束をして、ほんとうのお父さんが待つ元の世界に戻った勲平。野菜の神さまからもらったひとの野菜で勲平くんが生み出した、元の学校で仲良かったお友達の要くんから「きらいだった」という言葉が…😭 傷ついた勲平くんが約束をやぶってしまう…
野菜の神さまが生んだ偽お父さんの記憶がホンモノだったように偽要くんの言葉も… 新しい小学校でトラウマにならなければいいけれど。
【公演終わったので追記】引っ越すことになった勲平くんにクラスのお友達が書いてくれたメッセージの中に悪口が。それを書いたのが仲良しだった(と思っていた)要くんでした。
友だちって… 友だち作るの怖くなりそう。
偽お父さんと神さまたちと協力してお母さんを取り戻すステキなお話だったのに… 加藤さんったら😳
偽お父さん。泥まみれで怖いけれど、とても優しい勲平くんのお父さんです。 (写真:宮川舞子さん)
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あらすじ 「親の都合で都会から田舎へ引っ越してきた小学生の薫平は、片付けで忙しい両親を尻目に苛立ち、不満気です。気分転換にと出かけた散歩の途中、突然神さまたちが現れ、母親の由梨を連れ去ってしまいます!どこからか聞こえる由梨の声を辿って見つけた井戸に、意を決して入っていく薫平。すると、今までと同じに見えるその世界では、川の神さま、山の神さま、虫の神さまなど様々な神さまたちが存在し、祭りを行っていました。由梨を取り戻そうと、薫平は太陽の神さまのいる神社を目指しますが…。」
作・演出:加藤拓也
出演:鞘師里保 安藤聖 金子岳憲 近藤隼 秋元龍太朗 中山求一郎 高田静流
虫の神さま守屋(中山求一郎)
守屋の分身(高田静流)と偽のお父さん孝也(金子岳憲)
とても優しくていいやつ野菜の神さま大月(秋元龍太朗)と狛犬を乗せていた台車。
300円のガチャで大当たり出ました!シールとマグネットをいただいたのでデカローグのマグネットの隣につけます。
稽古場レポート。そして、子どもたちの感想が最高!
パンフレットに芸術監督の長塚圭史さんのメッセージがあり、新国立劇場で観た長塚さん作・演出の『音のいない世界』のブラックなラストを思い出しました〜。 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20130106/1357470089
(´-`).。oO(エスカレーターで森下亮さんにバッタリお会いしたので、まさかア・ラ・ポテト大使が終わると思いませんでした(T . T)と言ってしまった。殿堂入りということでしょうか、カルビーさん)