Hiroshi Hasebe3Days 2025 『ことばの劇場』刊行記念トークイベント
第3弾「演劇の言葉、演劇の身体」
ゲスト:野田秀樹さん、前川知大さん ←大好きなお二人のトークにもちろん飛びつきました!行ってよかったーー☺️


ケラさん回は軽く食べて開場後に行ったら後ろの席しか空いてなくて、男性が多く、トークだからいいけれどほぼ見えなかったので今日は早めに行って2列目で。並んでいるとき野田さんが階段を上がってらしてびっくりした〜。
✍️長谷部浩さん×ケラさん「アートとしての演劇」 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20250702/1751463866
この、まさかこんな日がくるなんて、と私も思っていた野田さんと前川さんの組み合わせ。長谷部さんが紀伊國屋ホールで野田さんと会ったとき、このトークが決まったようです。前川さんにオファーしてくださり感謝です(T . T)
第1、2弾はわかりませんが後日配信があると。
前川さんは演劇を始めたのが遅かったので夢の遊眠社(1992年に解散)は観たことがなく、はじめて観た『パンドラの鐘』(当時の彼女と)も観たなぁと思ったら蜷川さん演出のだったと。私は2003年の『オイル』からです(藤原竜也くんが出たので)。
劇団の話から色々、盛りだくさんの楽しい90分でした。ケラさん回と同じく有料イベントなので少しだけ。iPhoneにメモしたので言葉や順番は正しくないです。ニュアンスで😊
・お互いのイメージ
前川さん、野田さんは雲の上の人なのでこのオファーが嬉しかった。嬉しかったってトーク中に3回くらい言ったかも〜。【イキウメのカタルシツにいつか野田さん出てほしいなーー】野田さんの本は難しいけれど、体に入ってくる。「?」が残るからすごく楽しい。
・集団の関係性
野田さんが劇団(夢の遊眠社)をやめたときの話。役者さんが映像に出たくなったなどあるけれど、野田さんは海外公演に興味があった。絶頂の時に解散のように世間から思われたけど、野田さんは〝6年かかった〟みたいです。
前川さんが劇団(イキウメ)の話。春秋2回の定期公演をやめるだけ。
公演のために〝2年前〟から劇場を取るので常に2年後の予定を考えることに疲れたようです。野田さんも頷いていらした。
2年前に、区切りをつけようと思ってから劇団が力を発揮したようで、2年間ですごい受賞しちゃって上り調子の中やめるんだ、みたいに思われている。
前川さん、来年プロデュース公演あり!(イキウメからも誰か出るかなぁ〜)
【B'zもソロ活動がちょくちょく入りますよ。イキウメフェードアウトしないでくださいね🙏】
次第に「演劇の言葉、演劇の身体」というテーマに、野田さんから演劇の身体という言葉を引き出し、広げて、前川さんは演劇の言葉がそれを準備するという話へ繋げる長谷部さん、さすがです。
・「身体」が演劇の真ん中にある
お客さんは論理を忘れてイメージに引きずられて過去や未来にいける。
野田さんは若い頃から役者をやっていたので身体で変えられることが可能だと知っている。
・言葉が軌跡の準備をする
前川さんは「身体」ではなく、俳優がそこにどう居れるかを俳優たちと考えている。
長谷部さんからイキウメの「ずれる」の話へ。【時枝さんが佐久間さんから魂を抜いた場面!】
登場人物の頭の中にあるものを見せる。魂が抜け落ちる瞬間を見えている人と見えない人が同居している。
始まって5分でそれをやるのが野田さん、そうとしか思えない想像を言葉で作っていく前川さん。
・若い人のリアリティ
彼らはスマホの画面の中で大半を過ごしている。イメージをスマホの中で作っていて、そこから物語を作る。肉体が消えていくかも?
・8K上映の話
定点カメラなので実物大で、映画と違って全体の演出が観られるのがいい。
でも「本物ではない」と知っておいてほしい。ライブではないから。会場の着信音が鳴った時、ライブの良さだとすかさず言った野田さん素敵。
・池田成志さん【Twitter時代の舞台を観た成志さんの感想、正直で好きでした】
中村勘三郎さんのアドリブの量は半端ないとか、困った役者に「池田成志」という話で盛り上がる会場。演出家の前や横に立ってダメ出しする演劇大好き成志さん。
長谷部さんから「まな板の上」のお話がふられ、野田さんの「演劇レストラン説」へ。そこに行かないと食べられないから料理は演劇と重なる。
・楽屋に貼ってある批評を読む。でも最近悪く書く批評家いないというお話。
野田さんは昔、長谷部さんが「速度の演劇」だと書いてくれてから 全部じゃないけれど信頼している
こんな感じ・・あとは配信があるらしいので。
📌野田秀樹と前川知大のあいだに結ばれた強く太い線。|長谷部浩 @hasehirodesu

📌『野田版 研辰の討たれ』、8月歌舞伎座で上演決定| 歌舞伎美人(かぶきびと) https://www.kabuki-bito.jp/news/9498
「安井順平さんや浜田信也さんと野田さんが同じ舞台を踏むのを見てみたいものです」と長谷部さん。私も〜。
📌前川さん
野田さんと私の両方に出たことのある池谷のぶえさんと篠井英介さんがお客さんとして来ていてほっこりする。客席はなかりコアな演劇ファンと劇関係者が集まっていた感じ。野田さんとはあまり接点がなかったけど、しっかり話す機会をいただけて良かった。長谷部さんに感謝です。 https://t.co/YoFtAduXGz
— 前川知大 Tomohiro MAEKAWA (@TomoMaekawa) 2025年7月8日
池谷のぶえさん
長谷部浩氏×野田秀樹氏×前川知大氏の出版トークショーへ。長谷部さんに背中を押され野田さんのWSに応募し、私が出ていたKERAさんの作品を野田さんが観て下さってたからWSに参加でき、巡り巡って同じ大学出身の前川さんと作品を創るまでになった…私にとっては演劇史のような一夜でした。いい夜でした🍷 pic.twitter.com/AjGOSssg35
— 池谷のぶえ (@iketaninobue) 2025年7月7日
📌前川さん
演劇は後から追いかけて観ることが叶わないから、世代が離れていると先輩の作品を観ていないことが多い。同時代でも網羅的に観ることはできないから、世代が近くてもお互いの作品を観ていないし、観てきた作品も全く違ったりする。
— 前川知大 Tomohiro MAEKAWA (@TomoMaekawa) 2025年7月8日
その時そこで観ないと消えてしまうのが演劇だからしょうがないのだけど、お互いに相手の作品を観ていないことが心理的な足かせになって、作演出家同士の距離を微妙なものにしていると思う。「すいません、(あなたの作品)観てなくて…」とお互い恐縮したり警戒したりするのを何度もみた。
— 前川知大 Tomohiro MAEKAWA (@TomoMaekawa) 2025年7月8日
実際今回野田さんとトークと言われて、最初に感じたのは「なに話したらいいんだろ…」だった。なのでまず楽屋でそのことを話す。そう感じてしまうのって、なんか残念だし、もったいないことだなと。だから今回みたいな場はありがたいことだと思うし、もっとやったらいい。
— 前川知大 Tomohiro MAEKAWA (@TomoMaekawa) 2025年7月8日
今回みたいな場はありがたいことだと思うし、もっとやったらいい お願いします🤲
論創社さん
長谷部浩 著『ことばの劇場』刊行記念3Daysトークイベント最終回は、ゲストに野田秀樹さん、前川知大さんを迎え、お互いの印象からはじまり、舞台づくりなどなど、それぞれの個性が際立つ、貴重なお話が伺えました。ご来場いただきありがとうございました。https://t.co/hSduazAmzC https://t.co/jLaDvfJWqK
— 論創社 (@ronsosha) 2025年7月8日
あ、長谷部さん… 浜ちゃんが出るのは『ヴォイツェック』ですよぉ。
御本にサイン、いただきました。並んでいるときに野田さんと前川さんのページを読んだだけなので感想にはならず、ケラさん回にも来たことをお伝えしました。どちらも楽しかったです。
お手伝いをされた大舘実佐子さん https://x.com/misako_odate/status/1942248313593741805?s=46
イキウメのプロデューサーさん、お誕生日だったのですね(安井順平さんのXより)。おめでとうございます🍾 いつもありがとうございます。
昔行ったはなし
🎤野田さんのトークは数回行ったことが…
📌野田さんの朝日賞スーパートーク つづき
📌NINAGAWA千の目(まなざし)#23 野田秀樹×蜷川幸雄
📌第8回したまちコメディ映画祭in台東 シネマ歌舞伎『野田版 鼠小僧』
野田さん同様、アフタートークが少ない前川さん、私が最後に行ったの7年前!
📌イキウメ『図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの』2回目
これも7年前😳 📌「Perspectives:黒沢清 x 前川知大」
10年前 📌芸劇+トーク 異世代リーディング『自作自演』第10回 立川談春 × 前川知大
📌行ったなぁ🚄 小旅行イキウメ作品上映&トークつき
📌司会進行でとくお組にお呼ばれしていた😅 とくお組第21回公演『砂漠の町のレイルボーイズ』初日
📌倉持裕さん、蓬莱竜太さん、前川知大さんのトーク!『戯曲を書くということ』
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📌現代能楽集窣『奇ッ怪 其ノ弐』
【7月9日】ひびのこづえさんのInstagram 野田版 研辰の討たれ https://www.instagram.com/p/DL4DXKxhjBg/?igsh=MWFibG15czlvZm1rYQ==