仕事帰りに映画。
ラホス・コルタイ監督。『重い病に倒れ、人生の最期を迎えようとしていたアン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)。そんな死の床で長女のコンスタンス(ナターシャ・リチャードソン)と次女のニナ(トニ・コレット)に見守られる彼女は、混濁する意識の中、“ハリス”という男性の名を何度も口にする。そして“ハリスと私がバディを殺した”という母の言葉に戸惑う娘たち。それは40数年前に遡る。歌手を目指すアン(クレア・デインズ)は親友ライラ(メイミー・ガマー)の結婚式でブライズメイドを務めるため、彼女の別荘にやってきた。そこでライラの弟バディ(ヒュー・ダンシー)に別荘周辺を案内してもらっていたところ、ライラの家庭に仕えるメイドの息子で医者のハリス(パトリック・ウィルソン)と出会う。ライラの初恋相手でもあったハリスと次第に惹かれ合い、恋に落ちていくアン。しかし、この2人の関係がのちにアンの人生を狂わす大きな悲劇をもたらしてしまう…。』(allcinema)
男性がこんなに“おまけ扱い”の映画はひさしぶり(笑)だから男性が観てどう思うかわからないけど、私は共感できるところがたくさんあった。とくにラストシーン、ライラが病床のアン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を訪ねてきたところから、最後の(回想シーン)アンが娘たちに歌を歌うまでがよかった。そのクレア・デインズの歌声に涙にぽろぽろ出てしまった私。もうひとつアンの次女ニナが「妊娠した」と恋人に告げるシーンにぽろぽろ(T-T)新しい命にたいする感動だと思う。あとロードアイランドの海辺の美しい景色と女性たちのドレスが素敵だった〜。
映画はアンの現在と回想シーンが入り交じっているんだけど、回想シーンのアンがとても魅力的だった。歌手をめざしている役なんだけど、歌声がとてもいいのよ!!結婚式で歌った「♪何時も何時も」にジンときた。でもモテモテのハリスの魅力はわからなかったな(笑)ライラの弟バディ(ヒュー・ダンシー)のほうがボンボンでかわいくて母性本能くすぐられちゃった♪最後にひとこと何て言いたかったんだろう。バディの気持ちにアンが気づいていなかったのには驚いたな(何気ない一言が平気で人を傷つけるから気をつけないと・・・)。
Try to be Happy.
アンが娘に「幸せになる努力をしなさい。」「人生に過ちなんてないのよ」という言葉にグッときた。私も常日頃“人生に過ちなんてない”というか“誤ちも後悔も全部自分の人生”“やらなかった後悔よりやった後悔”なんて思って気楽に生きているけど、幸せになる努力をしているかどうか・・不明。恋愛に関してだけは積極的に自分からいけないからなぁ(-_-)
私が最後に思い出すのは誰かなぁ・・最後に名前を呼ぶのは結婚相手のほうが多分幸せだと思うけど・・忘れられないことや心の隅にひっかかっていることはいっぱいある(笑)