ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『時計じかけのオレンジ』★★★☆☆ 

  私はスタンリー・キューブリックが凄く好きなんですよ。とくに『バリー・リンドン』が大好き(私の好きな映画の中で上位にいます!)で・・なのでキューブリックの映画『時計じかけのオレンジ』の並外れた情感・芸術性をどう舞台化するのか半信半疑、おそるおそるでした。
すでにロイヤル・シェークスピア・カンパニーで舞台化されていたって今日のセリフで知りました(笑)そして、私はアンソニー・バージェスの原作を読んだこともなく映画しか知らなかったので、最終章が映画版で削除されていたことも今日初めて知りました。だから、かつて自ら犯した犯罪は全部若気の至りだと言う最終章がない方がしっくりくるのよねぇ・・(観客が自分で考えればいいと思う←映画の影響かな?)。
でもね、河原雅彦さんの演出はなかなか面白かったです。オープニングで “ ドルーグ ” と呼ばれる4人組が出て来るところで心掴まれました。“ 狂騒々パンク・オペラ ” だとか・・生バンドの演奏が凄く良かったです(彼らの演奏だけでも観た甲斐ありかも〜)。音楽監督は内橋和久さん。ひとりひとりがたまに歌うシーンはなくていい気もしたけれど(ごめんなさい)・・豪華なステージでした。白い中途半端な長さのカーテン以外(←短いので安っぽいのかな?笑)は面白い演出でした。3時間近くあったのかな?休憩時間にもお楽しみがあり飽きない楽しさがありました。政治に利用されたこととかわかりにくいし、もっと緊張感があってもいいと思うけれど、赤坂ACTではムリかなぁ。
セリフが聞き取りにくいとかあるけれど、小栗旬くんはアレックスにピッタリだと思いました。サディストぶりはまだまだですが(笑)
ロシア語と英語のスラングで組み合わされた「ナッドサット言葉」は、少しですがそのまま使われていました。なんとなくわかるから大丈夫。あっ・・有名な「雨に唄えば」は効果的な役割をしていなかったです。
   彼らを好きな友だちに写メしました。