与野本町の駅のパン屋さんの壁はヘンリー四世。
今日は覚くんがオイディプス王です。最後までずーーーっといい香りがしていました。「お客さま、王様にお手をふれないように！」そんな席で観ました（この席２回目です）。サイドのほうが階段に立ったときの顔はよく見えるのですが・・そばにいたかった（笑）不純でごめんなさい。
左腕は素のまま。サポーターとかして太めのバングルでもつけるかな・・と思っていたのですが、なにもしていませんでした。少し青くなっていましたが・・ ていうか体にも傷や痣が・・ でも俳優のプロフェッショナルな覚くんでした。キリリとした王様がどんどん絶望していく様子がたまりません。覚くんの発声は抜群です（ハムレット王子で実証済みですが）。小声でささやく声も、後ろを向いていても、イオカステの体に顔を埋めていても、全部ハッキリ聞こえ耳に届いてきます。心に伝わってきます。
元気でよかった。 
笑顔になれるようお見舞いだけ渡しました。
私、今回ほとんど感想を書いていないね。これからご覧になられる方にはやっぱり中央をおすすめしたい。宮殿の入口は振り返らないと見えないけれど、ティレイシアス、神官、コリントスからの使者などは正面のほうが楽しめると思います。上手下手は舞台に近いし、オイディプスやイオカステ、侍女たちが登場する宮殿の出入口と階段はよく見えますが、コロスの臨場感、三味線の叫びは正面からのほうが感じられますから。三味の音に震えます。（残念ながらコロスの言葉や嘆願の叫びが、今回のメンバーだとひとによりばらつきが出ちゃっているけれど・・メインキャストが素晴らしいだけにちょっともったいない感も）それでも胸を打つコロスのひたむきさ。王様への愛。願い。（王様も優しいお方なので。テーバイの悲惨な状況に気づくの遅いけれども〜）
蜷川さんがいらしたらなぁ・・信用していながらも気になっているだろうなぁ（血管ブチッといかないように来ないのかも。笑）。あ、尊晶さんのお姿もお見かけしていないのですが・・。
