ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

TOKYO DANCE TODAY #8『ASLEEP TO THE WORLD』★★★☆ 

 青山円形劇場
舞台セットは劇場の円形に合わせた円形舞台でした。とてもシンプル、舞台奥に柱が1本あるだけ。その柱の影に光をあてた照明。そして丸椅子が2脚。
『彼の身体は、私の知らない言葉を話す。そして、意味は分からないままに、私はその発音をしっかりと受け止める事ができる・・・彼の静かに覚醒した精神の輪郭をしっかりと、なぞる事ができるような錯覚に捉われる。空間に立ち上がる透明な意味世界の迷路を、悦びと恐れを抱いて彷徨ってみる。暖かく柔らかなあなたの肉体の律動は、意味や形を飲み込み無に帰するカオスの如くに、立ち上がった虚構空間を溶かして行く。そして、私はふっと重力を感じて、生身の二人の姿を目の前に見いだす。』
振付:中村恩恵 共同振付・出演:鈴木ユキオ/平原慎太郎 音楽・演奏:内橋和久(即興音楽家でギタリスト、劇団維新派音楽監督、さらに日本唯一のダクソフォン演奏家としても知られ、UA細野晴臣くるりのプロデュースや客演なども務める)
タイトルは、ペルシャの詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩から取られたもので、『「実だと思っているものは虚で、虚の中でこそ実が掴める」という「虚と実」についての示唆的な詩なんですよ』と中村さん。
『ダンスって「掴んだ瞬間になくなってしまうような儚いものを、それでも掴み取って見せよう」とする行為だと思うんですよ』と中村さん。←そういうダンスだった!
宇宙的な音楽。鈴木ユキオさんのダンスは男性的で美しい(上半身脱いだ体も美しかった)。平原慎太郎さんのダンスはしなやかでセクシーな印象。
なんかよくわからないけれど(←コンテンポラリーなので(^^;))面白かったし、凄いな、とてもステキだなって思った。ふたりのダンスに圧倒されているなか、いきなりはじまったふたりの「春の雑談」で息抜き。