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「きょうの猫村さん」のほしよりこさんの『逢沢りく』
朝日夕刊に『ジュリアス・シーザー』の劇評(扇田昭彦さん)
『舞台上にあるのは巨大な可動式の階段の装置。俳優たちはそこを上り下りしながら演じる。権力、階級、位階制度などを象徴する効果的な美術(中越司)だ。』
市民たちは、ほとんどの時間舞台の下にいました。
『これは政治闘争の劇であると同時に、ブルータスとキャシアスという2人の男の絆の物語でもある。阿部は誠実な男をスケールの大きな演技で見せ、吉田は悪行にも踏み込む男を奔放に演じる。死を覚悟した2人が「永遠に、永遠にさらばだ」と簡潔に別れを告げる場面は胸に迫る。』
『男性主体の劇だが、ブルータスの妻ポーシャ役に抜擢された若手女優・浅野望の口跡のいい演技が印象に残る。』蜷川さんに鍛えられていますもの〜。透き通っていて力強い声です。