ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『アドルフに告ぐ』成河×松下洸平インタビュー

というわけで6月はアドルフです。成河くんがKAATが好きって嬉しいな〜。というか、語ってます。二人ともたくさん作品のことを語っています。http://enterstage.jp/interview/2015/05/002676.html
 
成河:「栗山さんの目線の中ではカミルとカウフマンの“愛”というものがあるんじゃないかと考えています。恋愛ものであると手塚さんは後書きに書いてますけど、男女間のラブロマンスだけで捉えるともったいないと考えています。例えば、ナチス党員たちがヒトラーに向ける愛情であったり、色々な人間の愛のベクトルが色々な方向にあって、それが愛と憎しみの連鎖を生んでいくと。そういうところで二人の少年の“友情”から始まる物語が“友愛”になって、それが憎しみに転じていく二人の恋愛の物語と解釈したらどうだろうかという話になっていますね。」 
成河:「今回、お話を受けて改めて読み直したんですけど、戦争当時のことを、ここまで他人事ではないと受け取って考えさせられる作品というのは 僕にとってはこれが初めてでした。すごく上手いなと感じたのは、あくまでナチス・ドイツの周辺の作品なんですが、舞台を神戸にしているということですね。それと、峠 草平という日本男児を軸に置いて狂言回しさせていることと、カウフマンという、ユダヤ人を虐殺するナチス党員に半分日本人の血を入れて、日本人の生真面目さや、盲目的であり狂信的な部分の半分をカウフマンに背負わせているところですね。そういう所に気付くと、ものすごく他人事ではないようにあの戦争というか、正義や善悪という点について考えながら、のめり込んで読んでしまいましたね。ただ、最後の最後には飲み込めきれないものがあって、だからこそ自分の中でも終われない、この物語が終われたら、おかしいんだよと言われているような気がして。終わってないことだし、自分の中でさえ終わらせてはいけないんだと。一つの問いかけであって、問いかけ続ける原動力を貰える作品だと思っています。そのエッセンスはそのまま舞台に出していかなきゃいけないと考えていますね。」
「もうパンの匂いはしてるよ(笑)甘くて、優しくて、なんか切なくなるような。」←洸平くん演じるカミルはパン屋の息子。
 
本、読み終わっていません。宅配を受け取るチャンスがなく、自宅〜コンビニ〜また自宅〜「下巻」がまだ宙に浮いています。上巻も辞典みたいに分厚くて、持ち歩けないのでまだ読み終わってなーーーい。