ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

劇団AUN 第23回公演『桜 散ラズ…』★★★★★ 

 仲良しのさちさんとランチ。ランチの話題は『エリザベート』と『ジャージーボーイズ』
 韓国のお土産と、私にもお菓子、ありがとう〜。
 シアターグリーン
いつも素晴らしい作品を見せてくれる劇団AUN。鋼太郎さんがシェイクスピアの演出をしている時間がとれないくらいお忙しくなり、最近の2本(「有馬の家のじごろう」「黒鉄さんの方位磁石」)作・演出 市村直孝の作品でした。最初はシェイクスピアじゃないんだ?と驚いたけれど、市村直孝さんの作品が素晴らしくてね。劇団AUNでなければ生まれなかった作品たち。今回3作目でした。カーテンコールでお話しされたのですが、最初は3作だけの予定だったけれど、これで終わるのはもったいないと、これからも市村さんと組んでやっていくそうです(嬉しい!)そしていつとは言えないけれど、シェイクスピアもやるそうです(嬉しい!)

出演:吉田鋼太郎 作・演出 市村直孝
たくさん笑って、たくさん泣いて、最後は涙で目が痛くなるほどでした。戦争から帰還した男たち、その家族、職場、大変な時代を懸命に生きてきた人たち。大きなもの背負って黙々とこつこつと仕事をしてきた人たちが時代に巻き込まれる。
大人になりアル中になったケン坊が回想する形で進んでゆく物語。なぜアル中になったのか・・。酒瓶を下げたケン坊が出会ったマラソン中のご婦人のさりげない一言にも泣かされたわ。
大塚明夫さん演じる栗山さんの最後の告白に涙が止まらなかった。栗山さんと時々出てくる栗山さんの死んでしまった3人の部下のエピソードを聞いて、あんなふうに大きなものを背負って生きてきた人たち、そして鋼太郎さん演じる主人公のように、戦闘に身を捧げることができず戦闘機の整備をする仕事につき、多くの命を見送った側の人たちの背負ってきたものに思いを馳せる日になりました。
劇団員全員本当に素晴らしかった。市村さんもAUNのために本を書いているので、どの役にも人生が見えてきたす。
 
通路挟んだ隣りが横田栄司さんで、よこちんさんの嗚咽の声も聞こえていました。カーテンコールで蜷川さんのお話をされた鋼太郎さんにまた涙・・

帰りに、谷畑さん、とんぺいくんにサインしていただき、大塚さんと鋼太郎さんにサインいただき&写真撮っていただいて幸せ〜。お二人の渋さったら・・ いつもとってもお洒落な大塚さんの今日のファッションも素敵で(大塚さんの年齢で破れたデニムが似合う人、そうそういないわ)葉巻吸ってて・・なのでお一人のお写真も撮らせていただいちゃった。