ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

シス・カンパニー『令嬢ジュリー』★★★★ 

 12日は予定外だったけれど(http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20170312/1489330659)、今日は自分で買ったチケットで。18:30始まりは早いけれど、20時に終わるって、ちょっと嬉しい。
BL列(サイド)舞台のすぐ横なので近かった〜。

12日よりすごく良くなっていた!!優くん、前回はちょっと単調だったけれど、今日はジャンの野心家で下衆の本性がどんどん出てきていくのが良かったなー。コンプレックスによる征服欲。愛より野望。ジャンのジュリーの変化、主従関係が刻々とくるくると変わっていく様子がおもしろい。そして、最後は生まれながらの下僕に戻る・・という、夏の夜の夢感。
ジュリーは・・世間知らずで本当にイライラするくらいワガママなお嬢様なんだけれど、自分に憧れていたという召使のジャンに本気になるくらい白馬の王子様(的な見た目のいい人。生まれのコンプレックスから、伯爵である父の元を離れたい願望があったんだろうな〜。愛に飢えているから。私をさらって〜みたいな)を待っていたのかな。(小野ゆり子ちゃんが最初令嬢っぽく見えなかったのだけれど、下に“下りた”のではなく“墜ちた”後の方は綺麗だった。ただ・・令嬢じゃないなぁ)。
クリスティンはどこまでもクリスチャン。そのプライドで生きている女性だなぁ。もしかしたらジャンの恋の遍歴を知っていて「またか」と思っているのかも。←造像。(ただ、1日中働いて疲れている召使っぽくないなぁ)
3人とも愛を知らないで生きているイメージ。

令嬢ジュリー Fröken Julie(1888年)作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ 上演台本・演出:小川絵梨子 美術:松井るみ 照明:原田 保 音響:高橋克司 衣装:安野ともこ
小野ゆり子(ジュリー)、城田 優(ジャン)、伊勢佳世(クリスティン)http://www.siscompany.com/sisw/
 
シアターコクーンで遅れてきたお客様を案内してきた係りの人が、席の後ろで、お客様とごちゃごちゃ話していてまいった。その集中できなかった数分を返して欲しいーー。