ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

アル☆カンパニー 第15回公演『荒れ野』★★★★★ 

 SPACE雑遊(改装前の最終公演)にてアル☆カンパニー『荒れ野』観劇。置きっ放しの布団や脱ぎっぱなしの下着があったりの乱れくたびれた古い団地の一室での一夜。ある火事をきっかけに部屋と同じくらいぐちゃっとした会話がテンポよく、過去にループしながら進んでいった。歪な三角関係が二組?
井上加奈子さんと増子倭文江さんの関係が「友達あるある」という感じ(私にはないけれど)
 
【ストーリー】「S市西町にある集団住宅「西の森団地」のD棟4階に位置する加胡路子(井上加奈子)の家。12月半ばの日曜の深夜。部屋ではひと組のふとんに路子と、老年の男・広満(小林勝也)、ケン一(中尾諭介)が横たわっている。と、街の暗闇にサイレンが響き、爆発音が幾度となく起きる。そこに路子の携帯電話が鳴る。電話の主は窪居藍子(増子倭文江)、路子の友人だった。近所のショッピングセンターが火事になり、住居に燃え移る危険があるため避難させてほしいという。30分ほどしたところで路子の夫の哲央(平田満)、路子、娘の有季(多田香織)の順で家族が団地にやってくる。なぜか鍋食事を始める6人だったが、次第に路子と哲央、そしてそれぞれの人間関係が浮き彫りになっていくーー」
https://spice.eplus.jp/articles/159347
 
♫ 泣くの歩くの 死んじゃうの
って、ほんのと歌詞だった!頭から離れないーー。みんなで大声で歌うといろんな悩みがどうでもよくなっちゃうね。いしだあゆみさんの歌「あなたならどうする」https://sp.uta-net.com/song/286/
 
穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース【PLAT開館5年記念事業】←ペナキリで行ったPLAT。また行きたい。
作・演出:桑原裕子(KAKUTA)
出演:平田満 井上加奈子 / 増子倭文江 中尾諭介 多田香織 小林勝也

私が初めてSPACE雑遊雑遊に行ったのもアル☆カンパニーだったなぁ。2011年の『冬の旅』平田満さんと井上加奈子さんの二人芝居でした。それからほとんど観てる・・かな。

(12/20)毎日新聞の演劇:アル☆カンパニー「荒れ野」 余韻深い大人の物語(評・濱田元子さん) https://mainichi.jp/articles/20171220/dde/012/200/019000c
ニュータウンのショッピングセンターから火災が発生し、一戸建てに住む哲央(平田)と妻藍子(増子倭文江)、娘有季(多田香織)が、哲央のおさななじみ路子(井上)の部屋に避難してきたことで事態が転がり出す。」「 藍子が路子の所に来た意図は何か。哲央を巡る思惑を軸に、路子の家に同居人同然に出入りする先生と呼ばれる広満(小林勝也)とケン一(中尾諭介)の奇妙な関係も絡ませ、「ここでこれ言っちゃう?」的な人間の生理のおかしみを桑原が丹念に張り巡らせる。時折爆発音をさせながら外で延焼を続ける火災とシンクロするように、路子の部屋にさまざまな疑念の炎が燃え広がっていく作劇がスリリング。言葉以上に、仕草や目線、間が雄弁に語り、ぐいぐいと引き込む。」「増子の嫉妬と愛に揺れる複雑さに説得力。井上は父の死を引きずる路子の重苦しさととらえどころのなさをうまく出す。平田はいじけっぷりに哀切があり、小林の軽妙さが生む緊張と緩和が心地いい。」「人生に横たわる夢の頓挫や不毛な関係、不信といった“荒れ野”から、人間はどう次の一歩を踏み出すのか。余韻は深い」