ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

INCUBUS@ ZEPP TOKYO, Feb, 20th ライヴリポ 

https://twitter.com/HIROARISHIMA666/status/976665200832143362 
「久方ぶりに来日したINCUBUS。至高のリアル・ロックを聴かせてくれた! 」http://www.grindhouse.jp/report/incubus-2018/
ext by Yushun Shimamura photo by SARU (Ayumi Saruya)

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ステージ上にはドラムが横向きにセッティングされ、パーカッションやターンテーブルなど多種多彩な楽器がステージ上には用意されていた。さらにはバックスクリーンが配されておりライヴが始まれば曲とシンクロし、映像で楽曲の歌詞や世界観を表現する仕組みだ。19時45分頃メンバーが登場し、ブ厚いドラミングとパーカッシヴなサウンドが鳴り響き、ライヴは”Surveillance”で幕を開けた。その後、続けて”Warning”や”Nimble Basterd”が続いた。ブランドン・ボイド(vo)の柔らかくもしっかりと芯の通った歌声が昇華し、綺麗に粒が揃ったギターもソロになるとワウやアーム、ディストーションフランジャーが絡み合い刺激的かつ難解なメロディを時折鳴らしていた。スタジオ音源のような音の重ね方をどうふいうふうに再現するのか。と、思っていただけに、マイク・アインジガー(g)の足元が気になって仕方なかったが、その観客動員数の多さからステージ前には行けなかった。
しかし、スタジオ音源以上にブ厚く、時に濃密なパーカッシヴを鳴らし、変化するそのサウンドに圧倒された。彼らが生み出すグルーヴ感も凄まじい。ステージを注意深く観ていると、各メンバーの役割分担などが明確に決まっていることがわかった。さらにはブランドンがマイクの足元のエフェクターを操作したり、とチームワークの良さも見せつけた。『A THOUSAND SUNS』(2010年)以降のLINKIN PARKのような忙しさだった(笑)。それもそのハズで、両バンドともキャリアを重ねていくとともに音楽性が多様化してきたからだ。しかし、ながら肝となる部分は変わらず進化、発展を繰り返してきたといえる。
そして、”Wish You Were Here”のアウトロでは見事なまでにピンク・フロイドの同名異曲へと繋げた。新作『8』からは5曲ともう少し多く聴きたかったが、新旧を織り交ぜたベスト盤的選曲だった。結成30年を目前に迎えても、さらに突き進んで欲しい。

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