連日橋岡くんの記事が上がって嬉しい。https://number.bunshun.jp/articles/-/832348
サッカー日本代表PRES「浦和レッズで戦っているので」橋岡大樹の強心臓はU-19でも別格。( text by 塚越始さん/photograph by Masahiro Uraさん )
悪天候も計算に入れた好守「出場した3試合でいずれもCBを組むコンビが変わるなか、この日は、神戸U-18の小林友希がリベロ的に余る形をとる。パワーとスピードを兼ね備えた橋岡がインドネシアのFWに自由を与えまいと、時にはゴール前で体を張り、時には高い位置までプレッシャーを掛ける。
そこでかわされたら一転して日本の大ピンチにもなりかねない状況だが、日本の背番号4は躊躇うことなく勇気を持って襲い掛かっていった。後半の雨脚が一番強い時間帯だった。橋岡がハーフライン付近まで駆け上がり、スライディングタックルでカウンターの起点を潰したシーンがあった。橋岡は拳を固めて小さくガッツポーズ。ビッグチャンス到来だと一気に盛り上がったインドネシアサポーターを、すぐさま黙らせた(そんな橋岡に対する拍手も少し起きた)。橋岡を中心とした守備陣の、悪天候をも計算に入れた判断、そして粘りと根気あるディフェンスが、サポーターを含め相手チームから少しずつ戦意を削ぐことにも成功した。」
ミスをしても凹まない良さ。「ミスをしても凹まない。すぐに前を向くのが橋岡の強みでもある。とはいえ、まだ「『そこでその選択をするか!』というようなプレーをすることがある。時々凹んで、反省してほしいときもあります。まあ、凹まない良さもありますから」と影山監督も苦笑いし、その特長を評価していた。「自分で調整することもできる。例えば、一度アプローチで剥がされた、という経験をしたとします。そしたら次に同じシチュエーションで、弱気になって行かないという選択はしない。もっと早く行く、もう50cm詰めてみようと、ポジティブなほうで調整や修正ができるのが橋岡の強みであり、伸びしろに挙げられます」」
ウイングバックでもCBでも。「浦和ではウイングバック、U-19日本代表ではCBを務める。本人は浦和ユース時代にCBを主戦場にしていただけに、まったく問題なくプレーできていると言う。その両ポジションを貪欲に、高いレベルでこなせる点について、影山監督は「いろんな場面を潜り抜けてきたからこそだと思います。プロになってチャレンジし、抜擢されてチャレンジし、そうやって結果を残してきたからこそ」と認める。「基本的に攻撃が好きな選手。だから守備もイケイケになるところがある。DFは『本当はここまでできる』と自分で思っているレベルがあっても、自分を戒め堪えながらプレーすることが求められるシチュエーションが多々あります。そこに自分の針をストンと落としてできているときは、すごいです」」