ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『Le Fils 息子』の劇評


f:id:Magnoliarida:20210911201830j:image

f:id:Magnoliarida:20210911201729j:image

f:id:Magnoliarida:20210911201813j:image

f:id:Magnoliarida:20210911201816j:image

漂流する親たちの苦さ 東京芸術劇場「Le Fils 息子」: 日本経済新聞編集委員 内田洋一さん)

www.nikkei.com

「絆が深いがゆえに傷つけあい、傷の痛みが激しいがゆえに求め合う。せりふのひとつひとつが、胸に迫る現代フランスの家族劇だ。ともに40代の劇作家F・ゼレールと演出家L・ショラーを組ませる企画の第2回。橋爪功の名演で認知症の父を舞台化した前作に負けず劣らずの好舞台だ。」

「ニコラを演じる新鋭、岡本圭人が壊れやすい10代をまっすぐ演じる。ピエールの岡本健一は終盤の静けさがいい。ふたりは実の父子にあたるが、そんな話題が無意味に思えるのは父子の抱擁を深める演出があればこそ。別れた妻の若村麻由美が前作に続く好演で、新しい妻の伊勢佳世、医師の浜田信也にも進境。舞台を覆う喪失感は、日本の親たちをも射抜くに違いない。斎藤敦子訳。」

 

【鑑賞眼】東京芸術劇場「Le Fils 息子」 父子の葛藤を切実に@Sankei_newsより

www.sankei.com

「観劇しながら、マスクの中で何度もため息を付いた。両親の離婚に傷つき、居場所も生きる意欲も失った17歳の息子と、塞ぎこむ息子に負い目を感じ、手を尽くす親たち。これは自分の物語であり、わが家の記憶である-と感じさせる切実さと、家族の葛藤の生々しさに、正面から向き合わなければならない2時間だった。傍観者ではいられず、当事者の気持ちになり漏れた「ため息」は、褒め言葉である。」

 

毎日新聞(岩切正一郎さん・翻訳家)

mainichi.jp

「ニコラを岡本圭人が見事に演じている。見事というのは、ニコラはその言動を通じて、自分自身にもよく分からない苦しみを表現していることが、その苛立ちと脆さ共々、観客にありのままの真実となって伝わるからだ。」

「スライドする仕切壁が、場を転換させつつ、現実と幻想の断面(破壊される日常や失われた未来)とを、同じ空間の中に組み込み共存させる。」

 

イキウメの前川さんが「『Le Fils 息子』観劇。息子のセリフがね、そうとしか言えない思春期の混沌で、自分のことを思い出します。地獄ですよね。素晴らしかったです。楽屋行けないから浜ちゃんに送ってもらった写真をどうぞ。二人とも良かった。」どうぞって❤️

f:id:Magnoliarida:20210911201535j:image

ありがとうございます❤️