新国立劇場の開場25周年記念公演として、同劇場の演劇芸術監督・小川絵梨子の演出で2022年10月に上演が決定している名匠トム・ストッパードの最新作、『レオポルトシュタット』の出演者オーディションが開催される。
3月16日より応募を開始、4月から5月頭かけてオーディションを開催する。
<ストーリー> 20世紀初頭のウィーン。レオポルトシュタットは古くて過密なユダヤ人居住区だった。その一方で、キリスト教に改宗し、カトリック信者の妻を持つヘルマン・メルツはそこから一歩抜け出していた。街の瀟洒な地区に居を構えるメルツ家に集った一族は、クリスマスツリーを飾り付け、過越祭を祝う。ユダヤ人とカトリックが同じテーブルを囲み、実業家と学者が語らうメルツ家は、ヘルマンがユダヤ人ながらも手に入れた成功を象徴していた。しかし、オーストリアが激動の時代に突入していくと共にメルツ家の幸せも翳りを帯び始める。大切なものを奪われていく中で、ユダヤ人として生きることがどういうことであるかを一族は突き付けられる......
公演概要『レオポルトシュタット Leopoldstadt』
会場:新国立劇場 中劇場 公演日程:2022年10月
作:トム・ストッパード 翻訳:広田敦郎 演出:小川絵梨子