新宿武蔵野館での上映が今月末終了なので駆け込みで『CLOSE / クロース』。
13歳の大親友レオとレミ。ふたりが疾走する美しく瑞々しいシーンがこれでもかというくらいたくさん描かれていたのが印象的。映画の最初と最後は同じ美しい花畑なのに違う景色に映る。少年たちは幼くて亀裂を埋められる言葉がなかったんだな。
Close - Official Trailer
「誰もが経験する「後悔」と「孤独」」
何かわからないけれど、 “あの日の痛み” が戻ってきて胸がギューッと。もしかして軽く言ったことで誰かを傷つけているかもしれないという思いも。
演技経験なしというのに視線で語れるエデンくんがすごい。
「花き農家の息子のレオ(エデン・ダンブリン)と幼馴染のレミ(グスタフ・ドゥ・ワエル)。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごしてきた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。
13歳になる2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。
ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。
移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた…。」
監督:ルーカス・ドン
脚本:ルーカス・ドン アンジェロ・タイセンス
製作:ディルク・インペンス ミシェル・ドン ミシェル・サン=ジャン
音楽:ヴァランタン・アジャディ
撮影:フランク・ヴァン・デン・エーデン
編集:アラン・デソヴァージュ(英語版)
製作会社:メヌエット ディアファナ・フィルムズ トプカピ・フィルムズ ヴァーサス・プロダクション
2年前だったって。Eden DambrineのInstagramより。