ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ラスト、コーション 色 | 戒 ★★★☆

 前日観たNちゃんが「おじさまのお一人様が多い」と言っていたように、私たちが観た回もおじさま率多し(^_^;) おじさまの団体さんも多し(^_^;) ル・シネマにこんなにおじさまが多い映画って今まで経験ない・・。おじさまたちが読む週刊誌に紹介されたりしていたんだろうなーーーー(なんて?(^_^;))。日経は★5つだったらしいしね。まっ、おじさまの話はこれくらいにして・・
『日本軍占領下の1942年の上海。傀儡政府のスパイのトップであるイー(トニー・レオン)は、かつて香港で出会った女性ワンと再会する。数年前、香港大学の学生だったワンは、抗日に燃える演劇仲間たちとイーの暗殺計画に加わっていた。その時、イーが突然上海に帰ったことで計画は流れたが、レジスタンス活動を行う組織は、上海に戻っていたワンに再びイーの暗殺計画への協力を求める。ワンはイーに近づき、彼の愛人になることに成功。やがて二人は…。』
トニー・レオンの・・ぼかしが映るたびになぜか笑いそうになってしまった私。香港で観た友達に「ぼかしがなかった」と聞いていたので・・。R18指定の、大胆な性描写(しかもドSなトニーさま)は・・あんなに長く必要ないんじゃないのかしらね。いい映画なんだし・・そこまでおじさまサービスしなくってもねぇ(笑)あるならぼかしがないほうがぜったいいい。あのぼかしで現実に戻ってしまうから。
トニー・レオン歳取ったなぁ・・ってしみじみ言ったら、そこがいいんだとmomen。大人の色気?でもすごい存在感だった。冷酷な任務を背負った軍人の表情は哀しくて胸が苦しくなるほど・・すごかった。ワン・チアチー及びマイ夫人を演じたタン・ウェイはきれいだったなぁーーーたまに見せるあどけない表情がいい。最後の処刑される直前の表情なんてすごくよかった。彼女は1万人の中から選ばれた新人というのにも驚いた!抗日レジスタンスのクァン(ワン・リーホン)の出番が少なかったのがちょっと不満だけどね。
映画は・・日本人としては複雑。日本占領下のモノトーンの街並みは悲しい・・だけど、面白かった!!(↑がなくても。↑が長すぎるから、こういう感想が先になっちゃうんだし。笑)158分もあるのに一時も中だるみなし!だからちょっぴり疲れたけどね。でもさぁ・・やっぱりこの映画も日本語には字幕が入らないのね。
チアチーは、なぜ抗日レジスタンスになったのかがよくわからないな。あどけない学生だった女の子がある日・・。クァンが好きだったから?そうなってからの心理描写(目の演技)はすごいなぁ〜アン・リー監督って思うんだけど・・命をかけてまでのものが・・あった時代なのかな?もうひとつ、イーとチアチーは?そこに真実の愛があったのかな?お互い引きつけられ、求めあう愛はあったと思うんだけど・・私にはその機微がよくわからなかった。それもアン・リーの狙いなんだろうな。そう思うと、やっと再会したときには、対極にある二人はコントロールすることが出きない互いの感情をぶつけあったってことではあのシーンは必要だったのかもね。
そうそう『LUST、CAUTION(色 | 戒)』のLUST(肉欲)=色(欲情)、CAUTION(警告)=戒(戒律)のことで、「戒」が「指輪を中国語で“戒指”と表現するように“誓い”」を表しているんだって。そうわかるとすごくいいタイトルね。と、こう文字を打ちながらいろいろ考えるほど、ジワジワ良さが増してきている今。
6カラットのダイヤはかなり重たそうだったけど・・あれを私がしたら、縁日で買った指輪に見られそうだわ(笑)
   映画が終わって、またドゥ・マゴへ。ワシントンの話を聞く)^O^( 楽しかったようで・・行きたかったよーーー。次は行くから! おみやげはロクシタンのハンドクリーム♪ 日本未入荷のローズ。ありがとーーーーー)^O^(