不思議な映画で面白かった。とても幸せになれた〜。大好きな作家のサイン会に半休とっておしゃれして出かけていったのに緊張して自分の名前もちゃんと言えないような夢見る夢子ちゃんだけれど、ただのミーハーおばさまではないオデット(カトリーヌ・フロ)。ドキドキすると歌って踊りだしたり、ときめくとふわふわ〜っと地上高く浮いちゃっても、実はちゃんと地に足をつけて生活している“足もとにある幸せ”を大事にするオデット・トゥールモンドみたいなおばさまになりたいわ。憧れの人から言い寄られても「いつかいなくなる通りすがりの人とは付き合えない」に共感(笑)
エリック=エマニュエル・シュミット監督。『昼間はデパートの化粧品売場で働き、夜はレビュー用の羽飾り作りの内職をしながら二人の子どもと暮らす未亡人オデットの楽しみは、大好きなロマンス小説を読む事。憧れの人気作家バルタザール・バルザンのサイン会があると聞けば、思い切りめかし込んで駆け、ファンレターを手渡すのだった。一方、批評家に酷評され、妻には浮気されて落ち込むバルタザールは、“イチ”ファンであるオデットに救いを求めるのだった…。』(goo映画より)
ゲイで美容師の息子ルディとイエスさんがよかったわ〜。オデットの家に転がり込んだバルタザール(アルベール・デュポンテル)がルディが15歳の時のしっぽつきパジャマを着た姿の可笑しさが忘れられません。私は海辺の家でオデット家族とバルタザールと彼の息子が加わりダンスするシーンがすき。とってもハッピーになれます。http://www.chijou.jp/