ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を/Vengeance/復仇』★★★★★ 

 久々の(私には)ハードボイルドな香港映画らしい映画(香港・フランス合作)。ストーリーは奇抜ではないけれど、まさか主人公の記憶がなくなっていくとは・・。復讐の映画というより、“男の約束” の映画です。渋い、渋過ぎてステキ。映像も音楽もスタイリッシュでホントに美しいです。あーー大きいスクリーンで観られてよかった。天国の井上ひさしセンセには「ほどほどに」と言われそうですが、やっぱり面白いし、美しいし、かっこよかったーーーー。
 英題の Vengeanceがサブタイトルでもいいくらい、この邦題好き。Vengeance=復讐、その単語をフランシス・コステロがポラロイドに書き込むシーンがあり・・ココも美しい。このポラロイドがあとで効いてきます。20年前に頭に撃ち込まれた弾が原因で徐々に記憶を失っていくコステロに・・。
 殺し屋のクワイアンソニー・ウォン)がね・・とにかくめちゃめちゃステキです。ほんと誰かが言っていたけれど、お持ち帰りしたいくらい。いえ、されたいくらい(笑)。娘の復讐のために殺し屋の3人(アンソニー・ウォン、ラム・シュー、ラム・カートン)を雇ったフランシス・コステロジョニー・アリディ)は哀愁たっぷり・・ホント渋い俳優さんでした。
家族を殺されたコステロの娘さんの家での食事シーン、好きでした。他にも自転車のシーンとか、彼らが「親友」になっていく、心に残るシーンがたくさんありました。うまく文字に出来ません・・映画観てください(笑)
 ジョニー・トー監督『表向きはフランス料理店オーナーだが、実は腕利きの殺し屋だった過去を持つコステロジョニー・アリディ)は、過去に受けた銃弾がもとで、記憶を失いつつあった。そんな時、マカオで暮らす最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人のヒットマンたちと手を組み、仇を討つことを誓う。しかし、徐々に復讐を誓った記憶さえも失い始める……。』(goo映画より)