ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『瞳の奥の秘密/THE SECRET IN THEIR EYES』★★★★★ 


この邦題で観たいと思うひとがどれだけいるか・・だって私がそうでした。たまたまちょうど良い時間にあったのがこれだったのです。ところが!当たりでした。とっても面白かったです。映像も美しかった。映画を観るとなるほど〜と思うタイトルなんですが、あまりにもその通りで・・もっと気の利いた・・深い邦題がいいなー。と思うのは私だけ?
監督:ファン・ホセ・カンパネラ『刑事裁判所を退職したベンハミンは、残された時間で25年前に起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことを決心し、かつての上司で今は判事補のイレーネを訪ねる。それは1974年、銀行員の夫と新婚生活を満喫していた女性が自宅で殺害された事件。当時、渋々担当を引き受けたベンハミンが捜査を始めてまもなく、テラスを修理していた二人の職人が逮捕されるが、それは拷問による嘘の自白によってだった…。』
『2009年8月に本国アルゼンチンで公開され、歴史的な大ヒットを記録したという本作。アルゼンチン・アカデミー賞では13部門で受賞を果たすとともに、第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した話題作だ。アルゼンチンの名監督、フアン・ホセ・カンパネラが、70年代の祖国の情勢を背景に、過去の記憶に支配され苦悩する男の姿を描くサスペンス・ドラマ。主演のリカルド・ダリンはカンパネラ監督作の常連で、アルゼンチンの国民的俳優と言われている。過去と現在を巧みに交差させ、一人の人間の罪と罰や祖国の軌跡を浮き彫りにする構成が巧みだ。軍事政権下の不穏な空気に包まれるアルゼンチンの政情、そして衝撃的な秘密が暴かれるラストが興味深い。』(goo映画より)
ホントにまさかのラスト!いくつもの伏線は張られていたのですが、気づかなかったよー。ああ、こういうことだったのか・・と思った先に本当のラストがありました。あまりにも哀しい秘密ですよーーー。サスペンスとミステリーとラブストーリーと友情とが巧く絡み合っています。ストーリーだけじゃなく、カメラワークも素晴らしいものでした!あの・・ラストシーンの歪み方(なんかね・・まっすぐじゃないんですよ)とか最高でした。
あとね、アルゼンチンの1部リーグ、ラシン・クラブが間接的に事件の鍵を握っています。そしてブエノスアイレスのチームとの試合で盛り上がるスタジアムが映るんですけれど、ワクワクしちゃいました(笑)。だってね、おなじみの応援歌でサポーターが盛り上がっているんですよ。私は頭の中で日本語で(レッズの歌詞で)歌ってしまい、一瞬映画からレッズへと気持ちがいってしまった (*^.^*)
エスポシトとパブロはとってもいいコンビでした・・思い出すと泣きそう (T^T)