なんて叙情的!神秘的!宗教的!第64回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した理由がわかりました。
『父さん、あの頃の僕は、あなたが嫌いだった・・』厳格な父親(ブラッド・ピット)や家族との何かがあっただろう日々を振り返る息子ジャック(ショーン・ペン) というヒューマンドラマではありませんでした。『これは21世紀の「2001年宇宙の旅」だ』と戸田奈津子さんがコメントしていたので、ただものじゃないとは思っていましたが、予想以上でした。私まで白昼夢の中を彷徨っているような・・しかもストンとその圧倒的な映像の中に落とされたような・・そんな感じ。
とにかく映像が美しいです。壮大な、まさに「2001年宇宙の旅」ばりの映像の美しさはもちろんですが、ジャックが回想する子供時代のオブライエン一家の日々を切り取ったカメラワークがめちゃめちゃ美しいです。日本にもどこにもありそうな家族なので共感もできますし(父親の出張とか)。私は映画の内容に感動したというより、映像に圧倒され震えました。カメラワークにワクワクして目が離せなかったです。 http://www.movies.co.jp/tree-life/
子ども二人の演技が最高!!
これから観に行かれる方は、ちょっとだけでもレビューを読んでいくことをおすすめします! これとか。→http://eiga.com/movie/53203/critic/