賢太郎さんからだ〜。
まだはじまったばかり、26日まであるのでネタバレしないよう気をつけます。
脚本・演出：土田英生『ある時ヤツがふざけて言った。『この線から出たらダメってことにしよう』私はわざと線から手を出してやった。ヤツは笑いながらその手を押し返した。そんな戯れを繰り返した。そしてそれからそれくらい経ったっけ？遊びたくなったので、私は笑いながら手を差し出した、すると……ヤツは突然殴り掛かって来た。一切の笑顔を消して。見えない線。 線とは何かを巡る男たちの話。』http://mono39.seesaa.net/
会場に流れていたBGMが、サダイ共和国っぽかった（笑）
おもしろかったです。ちょっと未来のお話でした。線はその線だったのか・・・背筋がうすら寒くなるような怖さがあるダークな内容だけど、テンポよく、まるで男子寮での出来事みたいに可笑しく進んでいくし、ヨーロッパ企画からのお二人（諏訪雅、中川晴樹）がほんわかしていたので救われた感じ。冗談がエスカレートして・・って普通にありそうだものね。笑わせられながらジワジワと考えされられたって感じです。
看守の衣装が可愛かったです。まさか、あの髪型のお二人が看守だとは・・と思いましたが、ピッタリです（笑）。それと閉塞感のあるセットが素晴らしくてね・・思わず回る？と思ったところは回らなかったけれど（笑）クールでした。
本当に怪我をされて一度は降板も考えたらしい中川晴樹さんは足の悪いミタムラ・コニシ役（土田さんはそのために台本を書き直したらしい）でした。ほんとうに痛そうでした（あんなに動いて・・）が、立っているときの両手が可愛いな〜なんて思ってジロジロ見てしまいました。私、好きなんです中川さんが。色気あるし、優しそうだしね〜。銀の冠が似合っていました。あ・・おしゃれ番長ですもんね。
http://community.pia.jp/stage_pia/gekisusu/mono/
終演後に土田さんの司会で舞台美術の柴田隆弘さんとMONOの役者で舞台美術も他でされている奥村泰彦さんのアフタートークがあり、二人の違いが面白かったです。 劇場ロビーに展示されているセットの模型も楽しかったし、経歴を読んだらお二人の作品を結構見ていたので、色々思い出してまた楽しかったです。
次回は内田滋ちゃんと久ヶ沢アニキが出る『燕のいる駅』、観たいなぁ。
ドーナツ、美味しかった！！
