ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

KAATキッズ・プログラム2012『暗いところからやってくる』2回目★★★★★ 

 あ、輝夫。   1番前になりましたね。    
ええ、そうなんです。今日も行ってきました。好きなんだもの・・(笑)
夏休みの昼間ですから、子どもたちがいっぱい!!その光景は観る前から楽しいものでした。
入口に開けっ放しの段ボール、穴のあいたスリッパ・・そして輝夫の部屋へ。席はこの前(新人登場側)の反対側。パンダと目が合う先輩登場側の席です。外で遊ぶ子どもたちの声、蝉の声、車の音などしています。部屋には脱ぎっぱなしのシャツやソックス、マンガの本などが乱雑にありますが「さよなら絶望先生」という本が気になりました(笑)「大事な勉強道具一式」の中身が箱の中のままなのは大事だからですねー。
 
ほんとうにステキなお話です。子どもたちのコソコソ声も楽しくて、子どももおとなも声を出してみんなで笑いっぱなしですし、途中ドキドキ怖い。70分という短さなのにものすごい充実感があります。散歩する侵略者とか太陽を思い出す楽しさもあり・・。最後、ジーンときます。輝夫が暗闇にいるだろう誰かの存在に、「ほんとうにいる!」と気づく瞬間の顔が好き。ふたりの心が繋がった瞬間。そこにはもういないんだけど、輝夫の両手に感覚が残っている。
そして輝夫が言った「友だちなんだ」で涙が出ちゃいました(* ̄^ ̄*) 
「世に出てはじめて名前をつけてもらえるんだ」「こんどはもう少しましな名前をつけてもらえ!」笑っちゃうんだけど、とてもあたたかい台詞なんです。
前の席の男の子が「生まれ変わるの?」とお母さんに聞いていました。
あと、監督のドロップキック!(キャー・・ちゃんに!)“暗いところごっこ”をするときは、監督の役がいいな(笑)
 この寝癖!今日もあったよ!
それにしても・・私たちが楽しいぶん、俳優さんやスタッフさんたちはタイミングを合わせるの大変だろうなぁ〜と思うくらい丁寧な演出でした。ありがとうって心から思う。
 
こっそり書いちゃうけれど、大好きな浜ちゃんこと浜田信也くんがね、今回もとっても素晴らしいんですよ。「先輩」が放っておけないのがわかるくらいピュアな「新人」くんなんですよね。毎回そうですが演技している気がしないので不思議・・。
そして「先輩」である盛隆二さんですが、いつも怖い役が多かったのでもっと厳しい先輩かと思ったら、とっても優しい「先輩」でね。出来の悪い「新人」のことも見守るのです。そして、輝夫を見守る(監視と言っていますが)このふたりがやさしくてね・・キュンとします。足フーフーしちゃうところとか、タオルケットをはらりとするところとか・・。「先輩」は一足さきに、どこかの優しいおかあさんに気に入られて・・ (これじゃ、なんのことかわかりませんよね?なに先輩って?って思いますよね・・ ごめんなさい。あとは劇場で!)
全国ツアーして各地のこどもたちに観せてほしいくらいよ。
 
 いただいたフライヤーの厚さ、すごいでしょ。この「SHINSAI」では前川知大さん演出の作品も観られますね!短編のリーディングらしいです。
 
 ホッケー