品川でキーマカレー食べて、渋谷へ。
上演時間は3時間25分(予定)
『ボクの四谷怪談』初日観劇。昭和の四谷怪談、そして、ほんとに「ボク」の四谷怪談でした。とっても奇天烈です。佐藤隆太くん、がんばっていました!モノローグよかったです(←感心してます)。あ、騒音歌舞伎と言いますが高齢の方が観ても大丈夫なくらいの爆音です。
お歌のほうはほとんどの皆様がまああれですが(みなさま歌手じゃないし、わかっていたのでOKです。これからもっと良くなるだろうし。笑)、面白かったです。猥雑さが70年代っぽくて面白いです。3幕もあるのですが玉手箱のごとく色々出てくるので飽きることなかったです。初日なのでちょっとだけ。
『時代は「昭和五十一年にして文政八年、さらに元禄十四年であり、しかも南北朝時代」。 ところは東京都江戸市内。 長髪&Tシャツ&Gパン姿で職もない民谷伊右衛門(佐藤隆太)は、 当世人気の文化芸能人、伊藤喜兵衛(勝村政信)の早熟娘、お梅(谷村美月)に一目惚れされる。 伊右衛門にはお岩(尾上松也)という病身の妻がいるが、伊藤父娘はおかまいなしに伊右衛門を 口説きまくる。お岩の妹、お袖(栗山千明)には許嫁の佐藤与茂七(小出恵介)がいるが、主君の仇討 ちのため東奔西走する与茂七は滅多に顔を見せてくれない。そんなお袖に恋い焦がれるのは、伊右衛門の友人で、何をやってもうまくいかない直助(勝地涼)だ。元武士のプライドばかり高い義父の四谷左門(瑳川哲朗)、伊右衛門を妖しい眼差しで見つめる 腹違いの弟、次郎吉(三浦涼介)、口うるさい母親のお熊(麻実れい)など、伊右衛門の周囲は面倒 な身内ばかり。やがて、妻のお岩の身に異変が起き──。 』http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_yotsuya/index.html
『橋本作品は南北の原作をベースにしつつ、男と女の愛憎と怨念渦巻くあの陰惨な怪談とは趣を異にする。時代に抗い、愚かで無惨で滑稽な若者たちの姿を、派手なロックにのせて描いた「騒音歌舞伎(ロックミュージカル)」たる青春群像劇なのだ。生きる(=死ぬ)目的を真っ直ぐに持つ者、持たずにウロウロする者、怒れる者、怒り方すらわからない者。そんな若者の前に立ちはだかる「大人」たち。南北の世界を借りて橋本治が描いた若者の閉塞感や苛立ちは、現代にあっても驚くほど身近で痛切なものとして受け止められるに違いない。』http://www.siscompany.com/yotsuya/
劇中歌の「♪君はいつでも夢の中で」がすごく耳に残ります。2幕でメドレーのような「♪テーマ・ソング」を歌う2人(伊右衛門・直助)+1人(与茂七)もすごく楽しかった!!小出くんにちっちゃなハプニングがありましたが、動じず続けたところはさすがです。あんなことやあんなことやあんなことも・・ありでした。
で、のど自慢大会ってなによーーー(笑)と3幕でテンションあがった私。ま、お岩ちゃんがラジオのリスナーだったりするので、もうなんでもありか・・・
36年前28歳のときに書かれたという橋本治さんの戯曲が載っている『すばる』が売られていたのですが、今月はもう余裕がないので(笑)買いませんでした。本屋さんで立ち読みできるかなぁ・・。http://subaru.shueisha.co.jp/
売れっ子らしい伊藤喜兵衛@勝村さんは昭和70年代のロックスタースタイル(笑)おちゃめで楽しくて面白かったです。
お岩@尾上松也さんは歌も上手くて所作が素敵。歌舞伎俳優さんとのこと(無知でごめんなさい)。脱いだらすごいんです系。もうひとりのお岩@峯村リエさんがまた楽しい!歌いあげます。
この舞台で私のいちばんの目的だった、りょんりょんこと三浦涼介くんはオープニングから見せ場あり。歌が上手く、とっても可愛かったわ。存在感もいちばんある(ひいき目ですか?)。次郎吉ちゃんは高校生です。ママに「・・・は大学に入ってからに・・」と言われちゃいます。
直助を演じた勝地 涼くんも相変わらずいいです〜。ちっちゃいちっちゃい言われてますが、ちっちゃい役がいいです〜。
次郎吉ちゃんのママお熊は麻実れいさん。麻実さんのコメディエンヌっぷりに脱帽です(笑)
さいたまネクスト・シアターの松田慎也くんも目立っていました(大きいし〜)。パープルスーツの藤八は笑いもとっていました!
バルコニー席(BL)のいちばん通路側だったので、もうひとつの楽しみもありました。
今回の舞台設定は、歌舞伎を知っているほうが楽しめるんだろうなぁ・・。
まだ幕が上がったばかり、30日にまた観ます。→(http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120930/1349007146)
そうそう・・竜っちゃんが伊右衛門だった『大正四谷怪談(脚本:岸田理生)』のときのダンスシーンを思い出したよ(笑)あのときのお岩さん(松井誠さん)は、伊右衛門のことを愛しているのがわかったし、殺されてもその愛は続いていたけれど、今回の・・この「ボクの〜」は夫婦の関係は最初から壊れていました。
さいたまネクスト・シアター『オイディプス王』のフライヤー。
『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜KERAバージョン』のフライヤーはA2サイズ!
ナイロン100℃結成20周年記念企画第一弾『ナイロン100℃ 39th SESSION』
『アジア温泉』の仮チラシ。