テアトルBONBON にて。初めての劇団。
アーサー・ミラー作、小川絵梨子さんが演出、中嶋しゅうさん出演というだけでチケット購入したのですが、『サロメ』に出ていらしたステキな斉藤直樹さんや『夏の夜の夢』で成河くんと共演していたり『MATERIAL』『ACT泉鏡花』で次朗クンやりょんりょんちゃんと共演していたり『ロコへのバラード』でmasaくんと歌ってたりの宮菜穂子ちゃんも出ていることを直前に素敵な無料パンフで知ったという予習を全くしていなかったMagnoliaridaです。
有名な作品ですが私は初めての『橋からの眺め』１時間45分。小さな空間で三角形に作られたステージ上にも座席がありました。そこはブルックリン。私は正面のＧ列だったのですが、とても緊迫した贅沢な時間を過ごせました。言葉や視線のバトル、小川さんの演出、光と影（素晴らしい照明！）、アメリカ社会の光と影、素晴らしいキャスト、大変見応えありました。男性も女性も衣装までステキでした。とても上質でしたーー。
『マンハッタンの対岸、ブルックリンに暮らす港湾労働者のエディ。妻と姪との慎ましくも平穏な暮らしは、不法入国者である、妻ビアトリスの従兄弟たちを匿い始めることで歯車が狂い始める。』
物語の中盤、嫉妬の対象でしかない密入国者兄弟の弟ロドルフォにボクシングを強制的に教えるエディに、椅子を片手で持ち上げられるかとマルコ。その頭上に上げた椅子を振り落とすの？マルコ？(゜o゜)・・暗転前のそのシーンがいちばん息苦しくドキドキ緊張しました。
弁護士アルフィエーリ＠中嶋しゅうさんはもちろんですが、マルコ＠斉藤直樹さんがステキでした。ローマ人のおひとりだった『サロメ』後に、この作品で観ることができてよかったーーー。
そして、どうしてだかエディ＠吉原光夫さんに共感。広い背中が哀しかった。 だからじゃないけれど、ロドルフォのことは好きになれなかった。エディから離れたほうがいいと思うけれどロドルフォはダメよって友人としての気持ち（笑）←友人ではありません。そういう気持ちという意味よ。
おけぴ管理人さんのレポ http://okepi.jp/kangeki/2012/09/20120928.html
もう１回観たいよーーーーーーと思ったけれど、今月はがまんがまん。
来年の４月は新国立で『効率学のススメ』
夜中に食べてちょっと後悔（笑）
