ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ヴィレッヂ・プロデュース2013『断色〜danjiki〜』★★★ 

 青山円形劇場にて。
脚本:青木豪 演出:いのうえひでのり 出演:堤真一麻生久美子田中哲司
『時は近い未来。自然農法の畑作を行う小杉保(堤 真一)の母・小杉朝子(麻生久美子)が腎臓ガンで亡くなり、 まもなく保のもとに怪しげな保険外交員の刈谷田中哲司)がやってくる。「お母様は生前、自身のクローンをお作りになりました。クローンの移植手術は行われましたが 合併症により移植のかいもなくお亡くなりになりました。」母・朝子はクローン保険に入っていたのだ。「残されたクローンは処分にするか、解放にするか?」刈谷の質問に「え、どうゆうこと?」と困惑する保。保険で作られたクローンは本人が亡くなることによって、殺されるか、普通の生活を営むかの選択をしなければならなかった。母親の遺した保険が、保を奇妙な運命へと導いていった。』http://www.dan-jiki.jp
麻生久美子ちゃんが好きですから下ネタ連発の台詞にびっくりしましたが久美子ちゃんなのでそんなに嫌らしくはなかったけれど・・哲司さんがあんなことを久美子ちゃんにーーーーーー変態めーーっとは思いました(笑)
朝子と夕子を演じた久美子ちゃんはとても美しく、朝子の息子・保を演じた堤さんはすごく可愛かったな(コピーでしたね (T.T))。もう久我吾郎じゃない・・当たり前だけど(T.T)。今回の堤さん、松坂桃李くんに似てると何度も思いました。刈谷・哲司さんは・・あはは・・似合うわ・・。3人とも役にぴったりハマってて魅せてくれましたが、内容はかなり衝撃的でした。どこから夢なのか・・。
円形劇場の壁をスクリーンにした映像のほうがグロテスク・・あれは色を持たない保が見ている世界なのか・・ 悪夢のようでした。お話も悪夢のようでした。おもしろかったけれどね。
夕子が保の「お母さんになりたかった」というのは本当だと思った。決して結ばれてはいけない相手だからのピュアな愛情(T_T)。色のわからない保にお母さんとして出来ることは、鉛筆で描ける絵を教えてあげることだった。クローンである自分がしてあげられること。お母さんって?・・借金取りさんから学んだことだった。
北と南に分かれた世界。イキウメの太陽を思い出したのは円形だったこともあるかな。昼間観た『ボレリッシュ』も黒子さん大活躍だったように、こちらも舞台上の小道具やセットを動かしていたのは防護マスクをつけ防護服を着たようなスタッフさんたち大活躍でした。
 
麻生久美子ちゃんは『マレーヒルの幻影』『スプーンフェイス・スタインバーグ(←このリーディングが素晴らしかったのよ)』と観ていますが、ほんとうにステキな女優さんです。もっと舞台に出てほしい!!