ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

M&Oplaysプロデュース『結びの庭』★★★★★ 

元々は映画を観て好きになった麻生久美子ちゃん。映画『たみおのしあわせ』も岩松了さんが監督でした。初舞台の『マレーヒルの幻影』も作・演出:岩松了でしたね(ARATAだったころの新くんが主演)。そして、久美子ちゃんの朗読で素晴らしかった『スプーンフェイス・スタインバーグ』(演出:長塚圭史)、一昨年の『断色-danjiki』(演出:いのうえひでのり)に続いて、今回の『結びの庭』、楽しみにしていました。私、久美子ちゃんの声が大好きなんです〜。
 本多劇場へ。
 E列。前が通路なのでとっても観やすい、小さい私的にベストな席。
雰囲気的に『不道徳教室』の岩松作品。好きだろうな〜と思っていて、案の定好きでした。
 
作・演出:岩松 了、出演:宮藤官九郎麻生久美子 、太賀、安藤玉恵岩松了 照明:沢田祐二/美術:二村周作/音響:高塩 顕『弁護士・水島慎一郎(宮藤官九郎)は、経済界の大物・来宮信介の一人娘、来宮瞳子麻生久美子)との結婚を控えていた。二人のなれそめは、財閥の令嬢である瞳子に殺人の容疑がかかった事件の弁護を水島が担当した、5年前のことだった。
水島の活躍もあって、瞳子の無罪が証明され、二人は結婚することになる。二人は歴史を感じさせる旧家の館で新婚生活を始めることになる。水島の秘書・近藤(太賀)と、家政婦の丸尾(安藤玉恵)は、ある憧れを持って二人に尽くすが、突然現れた末次(岩松了)という男によって不穏な過去の出来事が蒸し返される。穏やかに見えた生活が、少しずつ、その姿を変え、末次の出現によって事態は思わぬ方向へ転がり始める。覆い隠されていた真実が、やがて暴かれ、それぞれの裏切りと疑惑が大きく動き始めると、信頼は音を立てて崩れ、次の罪へと暴走を始める。はたして、その時、水島がとった行動とは、瞳子が語る真実とは―――。』
 
本多劇場にて『結びの庭』観劇。サスペンス仕立てでおもしろかった。二村さんの美術、高塩さんの音響がたまらなく楽しい。怖い場面のはずなのに、あの笑いのセンス。大好きな麻生久美子ちゃん筆頭に5人が楽しい。なに、あのフラッシュダンス!と思ったけれど、元の映画を知らないひと多そう(笑)」と帰りにtweet
 
寝言って怖いよね。
結婚1周年。苦しい・・ある事件で結ばれている、歪んだ夫婦の深い愛の物語だと思った。「好きなままだってことが怖い」
女中役の安藤玉恵さんもとてもよかった。“間” がいいよね。決して「家政婦は見た」的な作り方ではないけれど、私は女中目線で観ていました。久美子ちゃん演じる瞳子と、この女中の丸尾、ふたりの女性のしたたかさと、翻弄される男ふたりの対比。秘書役の太賀くんは会社の若手にいそうなタイプでした。落ち着いた役の宮藤官九郎さんは珍しいらしいけれど、映画やテレビドラマの脚本家として好きで、舞台はバカロックオペラしか観ていないので、違いがわからず(笑)でもメガネで&ーツ姿は色気がありました。岩松さんは相変わらず胡散臭かった〜。
二村さんの美術、木の骨組みで出来ている家が、暗転したとき、太いペンで描いたような家が浮かび上がったのも緊張感があったな〜。←(ケラさんだったらプロジェクションマッピングやってる!)緑豊かなリアルなお庭は、洗い立ての白いシャツやシーツをパンパンして干したいと思うお庭はでした。それは2人(いえ4人か・・)の秘密を結ぶ庭。
あの短時間で穴掘って埋めるのは無理があるけれどね(笑)緊迫した空気の中の笑い、物干ロープや牛乳など伏線がわかりやすすぎて・・笑ったわ(いい意味で)。
 
 安藤玉恵さん、何かで見ているなーーと考えたら、テレビでよく見ますね。植物男子ベランダーでも。かっこいいお花、来てました。