6時前にもう真っ暗。
新国立劇場 小劇場 THE PITにて。
舞台美術の模型。
大胆な演出。ストーリーもドロドロ、捕らえられ廃位させられ監禁されたエドワード二世(柄本佑)もドロドロ。大谷亮介さん、瑳川哲朗さん、中村彰男さんなどベテランのおじさまたちのスーツ姿はかっこよかった。
脚本:クリストファー・マーロウ 翻訳:河合祥一郎 演出:森新太郎 美術:堀尾幸男 照明:中川隆一
『実在のプランタジネット家イングランド王、エドワード二世(在位1307-27)の起伏に富んだ激しくも短い生涯を描いた歴史劇。』『父王の死後、エドワード二世は貴族たちの助言にも関わらず、フランス人騎士ギャヴィストンを異常なほど寵愛し、多くの役職や地位を授ける。これが先王からの腹心の家臣たちより反感を買うこととなり、ギャヴィストンは追放される。エドワード二世は王妃イザベラの自分への愛情を利用しギャヴィストンを呼び戻すが、その後もエドワード二世から真の愛情を得られないイザベラは、愛人である貴族モーティマーと謀ってギャヴィストンをなぶり殺し、王を幽閉する。二人は王子(エドワード三世)への譲位をせまる……。』http://www.atre.jp/13edward/story/index.html
クリストファー・マ−ロウ作の『エドワード二世』は、シェイクスピアの歴史劇で自分の中にインプットされている登場人物たちの性格と、描き方が違うのが斬新(←っていうのかな?)でした〜。誰も彼もが欲深くてね・・・愛せるキャラがいなかった(エドワード坊や・・じゃなく王子以外)。
後に薔薇戦争を始めるエドワード三世となるエドワード王子役の安西慎太郎くん、気品があり可愛かった。成河くんと同じ事務所です。今後も注目!
王妃イザベラ役の中村中(あたる)さんの声がすごくキレイだなぁ〜と思ったら・・・シンガーソングライターの方でもありました。
(10月15日追記:河合先生の「エリザベス朝演劇」の講義を聴いて、いろいろ腑に落ちました。マーロウの作風など、シェイクスピアとの違いを知ることができてよかった。)
(あと、A1が最前だとしたら11列めくらいがすごく見やすいことも。今回はB1が最前ですが・・http://www.nntt.jac.go.jp/guide/facility/theatre/seat.html#anc03)
Bが最前列で・・・首が疲れた〜。演出が少し散漫な印象を受けました。←私の集中力のせいかも。
王冠 お髭にタオル!