ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

こっちの いりぐちは なんだろう? 


 『クリプトグラム』公演中のシアタートラムの劇場ツアーに参加。赤・青2チームに分かれて2時間半たっぷりかけてのツアーで、ひとつの作品が出来上がるまでの行程の大変さを実感してきました。
シアタートラムは1ヶ月かけて劇場の見えない箇所のアップデートしたばかり。世田ヶ谷パブリックは3ヶ月かけて改修するとのことでした。
まずは舞台の上に上って『クリプトグラム』の美術見学。床は『春琴』の使い回しだそうです。シアタートラムの劇場は通常「石の壁」なので声が反響する。今回はブラックボックス化させるため黒い幕で覆っているとのこと。劇場の制作さんと一緒に技術スタッフさんのお話を聞きました。
つづいて、世田谷パブリックシアター事務室にご挨拶しながら照明コントロールルームへ。
デザイナーさんとオペレーターさんから、まるで暗号のような絵コンテを見せてもらいながら説明を聞く。すごいなぁ。光の遅れる速度も考えてデザインしなくちゃいけないのね。その指示でオペレーターさんがプログラムしていく大変根気のいる作業。1分のキューに5分。公演中のクリプトグラムのいくつかの場面を操作して、白が基調の階段やソファーを舞台をふわりと浮き上がるように照らしてみたりして見せてもらいました。
つづいて美術部の音響プランナーさんとオペレーターさんのお話を聞く。調光室のふたつ隣りが音響を操作する音響室ですが、最近は作品の80%くらいはスタジオではなく、「音を聞くために」客席のいちばん上のはじで操作しているとのこと。部屋に入ると本来の音の100%が聞こえないからですね。作品に応じて毎回スピーカーの位置を変えて音をデザインするお仕事なんですね。お話を聞きながらひとりずつミキサーにさわってクリプトグラム用の音をアウトプットする体験も(オープニングの音からエンディングの音まで進行にあわせて)。BGMは1950年代のお話なのでレコードのノイズのようなものを入れていたり、お湯が沸く音とか、ロニーがデルに言い寄る場面や、ナイフの場面とかもね。←エンディングの音、今日から変わったそうです。←次に観るのが楽しみです。
最後は、楽屋とか稽古場とか作業場とか音響スタジオをドキドキしながらまわりました。

←ここをグルグルしたのです。