BS1 2月19日(木) 午後9時00分〜9時50分
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/shiawase/03/
「個人的に大好きな浅田次郎の小説では、いつも登場人物たちがしびれる決めゼリフをどんどん繰り出すのですが、この番組を見たら、なんと、本当にそんなセリフが続出。やっぱり、人生の大先輩たちはただものではないとしみじみ思いました。演目も半端じゃなく過激な作品。それを記憶力も、歩行力さえも衰えている団員たちが、蜷川幸雄の激烈な叱咤に真剣に応え、自分を出しきる姿がすごいです。蜷川さんもまた、体がうまくうごかない「ゴツゴツした不自由さ」を武器に、新たな表現にチャレンジしています。「高齢だから仕方ないよね」的なものがカケラもない、豊穣なる表現世界の舞台裏が垣間見られるドキュメンタリーです。」番組スタッフさんのコメント。
「個々の演技云々よりも、“人生”を見せるっていうところが、誰にもかなわないですよね。」寺島しのぶさんコメント。
そうなんです。さいたまゴールド・シアターの舞台を観にいくと、演技でなく人生を見せられていると私も思っています。大好きです。観たことないかたはぜひ!
さいたまゴールド・シアターを初めて観たのは『ルート99』http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20111211/1323609809
http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20111212/1323699833
2013年の『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』のとき、こういう感想書きました。「主役は法廷を占拠した老婆たち。実際の高齢者であるゴールド・シアターの女優さんたちが演じるから、リアルに響いてきます。覚えた台詞だけではないなにか、生きて来た人となりが舞台の上で手榴弾のごとく爆発するので胸が熱くなるんです。」http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20130616/1371392607
「昨夜観た『グランド・マスター』でルオメイが「悔いのない人生なんて味気ないわ。」と言っていたのも思い出しました。そして、それでも・・悔いをたくさん重ねながらも自分に正直に生きて、図太く年を重ねていきたいと思いました。」http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20130615/1371306679