シアターコクーン・オンレパートリー2017『プレイヤー』３回目★★★★

　シアターコクーンへ。
　色々確認したくて『プレイヤー』中２階Ｒ立ち見で。観劇前にマチネを観た友人たちの感想や疑問点を聞いた（また観るの？って言われたよー😅 友人３人は不完全燃焼だったようです。）私もワクワクしながらの立ち見ではなく、確認だったから・・。
　
今日は作家（いつ出てくるか、一幕からか）と演出助手の表情や動きを中心に観てきた。台本を手に、演者たちを見る表情がいいのよね〜。最後まで私たちの側にいる安井さんではなく小松崎。
一幕の最後の稽古シーン、ラーメン屋の話のあと桜井が「もう洗脳されているんじゃないか」って言って、時枝がじっと桜井を見つめている。あの時、桜井をプレイヤーにすると決めたのかな？作家が。
　
劇場プロデューサーの神山が、最後の言葉（脚本をネットに載せてくださいというセリフ）にキュンとするのが、まだわからなかった。なぜときめいたのかな。作家は生きていれば45歳。神山さんは50代よね。恋愛関係があったとか？その背景が全く見えなかった。他の人たちの背景もほぼ見えなかったよーー。
　
休憩なしで２時間10分くらいで観たかったかも（シアタートラムとかシアターイーストとかで）。１回休んで曖昧さが薄れてしまう気がするから。曖昧さを強調しようとわざと面倒くさく観せている印象。
コクーンの配置を、例えば円形劇場みたいなセンターステージ（シアターコクーン2003年冬の蜷川さん演出『ハムレット』みたいな対面式で、客席通路も使うとか）にしてくれたら、もっと入り込めたかも。←前川さんの作品だという先入観があるから、もっと精神的に怖ーーいって思いたかったのだと思うけれど。
　
前川さん演出でも観てみたい。前川さんだったらどう見せてくれるのかなって思うのよー。曖昧さをもっと肌で感じたかったというか、何かを心の何処かに残したかったというか…。