「『白鯨との闘い』もちろんメルヴィルの『白鯨』と別物で、生存した水夫から話を聞き小説にするまでの話を脚色したもの。年末に観た文学座アトリエの『白鯨』のいろんな場面、彼の役は彼だとか頭の中で繋げながら楽しみました。あ、もちろん文学座のもフィクションですよ。両方とも上質なエンタメ。」
「つづき。『白鯨との闘い』映像は、2Dだからか大好きなミヒャエル・ゾーヴァの絵のようでした。原題は『In the Heart of the Sea』。白鯨と闘わない(とても闘えない)ので、原作のタイトル『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』の方が近いですね。」
と帰りにTweet。3Dもあったけれど、私は2Dで。
英語版公式サイト http://www.intheheartoftheseamovie.com
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/
監督:ロン・ハワード 脚本:チャールズ・レビット 原作:ナサニエル・フィルブリック『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』 原案:チャールズ・レーヴィット、リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー製作:ポーラ・ワインスタイン、ジョー・ロス、ウィリアム・ウォード
出演:クリス・ヘムズワーズ、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショー、ブレンダン・グリーソン 他
『1850年、アメリカの新進作家メルヴィル(ベン・ウィショー)は、トマスという男を訪ねた。彼はかつてエセックス号という捕鯨船に乗り組み、巨大な白いマッコウクジラと戦った人々の最後の生き残りだった。渋るトマスから当時の壮絶な実話を聞き出すメルヴィル。
1819年、エセックス号は捕鯨基地ナンタケットを出港した。船長は家柄だけで選ばれた未経験者のポラードで、ベテランの一等航海士チェイスはそれが不満だった。船には14歳の孤児トマスもキャビン・ボーイとして乗り組んでいた。1年以上の航海でもなかなか鯨油を集められないエセックス号は、噂を頼りに陸地から1000マイル以上離れた未知の海域に乗り出した。マッコウクジラの大群を見つけて色めき立つ船員たち。だが、群れを率いていたのは、巨大で凶暴な白鯨だった。
白鯨に銛を打ち込むも、逆に破壊され沈没するエセックス号。3艘のボートに分乗した船員たちは、僅かな水と食料で漂流を始めた。生き残るためには、死者の肉を食べる必要もあった。90日の漂流の後、救助されたのは船長とチェイス、若いトマスなど、ほんの数名に過ぎなかった。
トマスはその後、漂流中の体験を妻にさえ語らず、苦しみ続けて来た。メルヴィルに全てを語ることで、救われるトマス。1年後にメルヴィルは、取材した実話ではなく、そこから膨らませたフィクションの『白鯨』を出版した。』(Wikipediaより)
『チェイス役のクリス・ヘムズワースが言う。「船乗りが海に出るのは戦場に向かうのと同じなんだ。一度、港を 出たら2~3年は海の上だし、二度と戻ってこられない可能性も高い。言ってみれば、つねに臨戦態勢だね。それほ ど危険と隣り合わせなんだよ」』http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/production_notes.pdf 後で読む。